神鋼商事【8075】 プライム(内国株式)

鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属、機械、溶材の取引・製造、情報サービス提供、先端技術投資を展開。

神鋼商事【8075】 プライム(内国株式)

鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属、機械、溶材の取引・製造、情報サービス提供、先端技術投資を展開。

事業内容

神鋼商事は、鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶材の5つの主要な事業セグメントを持つ多角的な事業活動を展開している企業です。同社は、銑鉄、鉄鋼半製品、普通鋼鋼材、特殊鋼鋼材、鉄鋼二次・三次製品、建材加工製品、チタン製品、ステンレス製品、鉄粉、鋳鍛鋼などの鉄鋼製品を取り扱っています。また、鉄鉱石、石炭、コークス、コークスブリーズ、鉄スクラップ、製鋼用銑鉄、還元鉄(HBI)、合金鉄、製銑・製鋼用副原料、チタン原料、石油製品、スラグ製品、化成品、再生可能燃料(RPF、木屑、PKS(椰子殻)、木質ペレット)などの鉄鋼原料を扱っています。

非鉄金属セグメントでは、銅製品、アルミ製品、非鉄金属地金・スクラップ、銅・アルミ加工品、アルミ・マグネシウム鋳鍛造品などを取り扱い、機械・情報セグメントでは、ゴム・タイヤ機械、製鉄・非鉄機械、化学機械、真空成膜装置、各種炉、コンプレッサ、各種圧縮機、環境関連機器、その他産業機械全般、パネル配線用金属材料、電子関連設備及び部材などを提供しています。

溶材セグメントでは、溶接材料、溶接機、溶接ロボットシステム、溶接関連及びその周辺設備機器、フープ材、溶剤原料、副資材、各種加工原料などを扱っており、これらの製品やサービスを通じて、幅広い産業分野に対応しています。神鋼商事は、これらの事業を通じて、国内外の市場で事業を展開し、関連商品の製造や情報サービスの提供、先端技術分野への事業投資なども行っています。

経営方針

神鋼商事は、2021-2023年度の中期経営計画を軸に、既存ビジネスの深耕、新規取引の開拓、投資によるビジネス拡大を進めています。同社は、経常利益95億円、ROE 9%、ROA 3%を2023年度の目標として掲げており、これらの指標達成に向けた施策を推進しています。具体的な成長戦略として、収益力の強化、投資の促進、商社機能の強化が挙げられます。収益力強化では、為替レートの変動や諸経費の高騰への対応、海外拠点の機能強化、新たな合弁会社の設立などに取り組んでいます。投資促進では、自動車EV化や環境対応強化を背景に、北米や中国での設備投資を進めています。商社機能の強化では、SDGs関連ビジネスの拡大や新規事業開発の強化に注力しています。また、経営基盤の強靭化にも取り組んでおり、コーポレートガバナンスの強化、サステナビリティへの取り組み、ダイバーシティの推進、リスク管理体制の構築、DXの推進など、多角的な施策を実施しています。これらの戦略を通じて、神鋼商事は持続可能な成長を目指しています。