今回の記事では、いわゆる「五大商社」の筆頭格に数えられる三菱商事について改めてご紹介する。
総合商社は、時代とともにその業態を変えてきた。サプライチェーンの橋渡しをする「トレーディング」主体から、自ら経営資源を投じてリターンを得る「事業投資」へとシフトさせてきた。
その代表的存在と言えるのが三菱商事だ。古くは1870年、かの岩崎弥太郎が創業。2000年代からバリューチェーンの力学が変化し、資源からコンビニまで事業投資の動きを広げてきた。
本記事では、三菱商事というグループが、今どのような状況にあるかを改めて確認。その上で、同社が今後どんな方針を掲げているかについて、その背景とともにご紹介する。