セイコーグループ【8050】 プライム(内国株式)

ウオッチの卸売・小売、製造、修理・アフターサービス、電子デバイスの製造・販売、システム関連・IoT・決済関連ビジネスの開発・販売、不動産賃貸事業を展開。

セイコーグループ【8050】 プライム(内国株式)

ウオッチの卸売・小売、製造、修理・アフターサービス、電子デバイスの製造・販売、システム関連・IoT・決済関連ビジネスの開発・販売、不動産賃貸事業を展開。

事業内容

セイコーグループは、その10年ビジョンの実現に向け、エモーショナルバリューソリューション、デバイスソリューション、システムソリューションの3つの戦略ドメインに焦点を当てています。これらのドメインは、同社の第8次中期経営計画「SMILE145」においても重要な役割を果たしています。

エモーショナルバリューソリューション事業では、セイコーウオッチ㈱が国内でのウオッチ卸売を、㈱クロノスが時計小売を、盛岡セイコー工業㈱がウオッチ製造を、セイコータイムラボ㈱がウオッチの修理・アフターサービスを担当しています。また、セイコータイムクリエーション㈱はクロックの商品開発、製造・販売及び修理・アフターサービスを、㈱和光は高級宝飾・服飾・雑貨品等の小売を行っています。海外では、Grand Seiko Corporation of AmericaやSeiko Watch of America LLCなどがウオッチの卸売を、SEIKO Manufacturing (H.K.) Ltd.がウオッチムーブメントの販売を、SEIKO CLOCK (Hong Kong) Ltd.等がクロックの製造・販売を手がけています。

デバイスソリューション事業においては、セイコーインスツル㈱が国内で電子デバイス等の製造・販売を、海外ではSeiko Instruments Trading (H.K.) Ltd.等が電子デバイス等の販売を、Seiko Instruments (Thailand) Ltd.等が製造・販売を行っています。

システムソリューション事業では、セイコーソリューションズ㈱等がシステム関連(IT性能管理含む)、IoT関連、決済関連ビジネスの製品開発及び販売、製品の保守サービス、ソフトウエアの受注制作サービスを提供しています。

その他の事業としては、京橋起業㈱が不動産賃貸を行っています。これらの事業セグメントを通じて、セイコーグループは多岐にわたるサービスと製品を提供し、グローバルな市場でのプレゼンスを強化しています。

特集記事

経営方針

セイコーグループは、創業140周年を迎えた2021年に、企業の存在意義を「革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる未来を創ります」と再定義しました。このパーパスを基に、2031年の150周年に向けたグループ10年ビジョンを策定し、アナログとデジタルのシナジーを活かして、世界中の人・モノ・時をつなぐ製品・サービスの創造と、サスティナブルな社会に貢献するソリューションの提供を目指しています。

同社は、このビジョンの実現に向けて、2026年度を最終年度とする第8次中期経営計画「SMILE145」を策定し、事業を推進しています。この計画では、人々と社会に感動をもたらす高付加価値・高収益な製品・サービスの提供を目指し、感動をもたらす高付加価値で高収益な製品に注力する「MVP戦略」を基本方針としています。

成長戦略として、セイコーグループはSDGs、人材、ブランディング、DX(デジタルトランスフォーメーション)、R&D(研究開発)をグループコア戦略として掲げ、これらを推進しています。また、エモーショナルバリューソリューション、デバイスソリューション、システムソリューションの3つの戦略ドメインを設定し、感性消費、Society5.0、ウェルネス、社会/環境といった4つの事業機会において、これらドメインの戦略を進めています。

財務方針としては、売上総利益率の改善により成長投資力を向上させ、サスティナビリティ確立への投資を行うとともに、資本コストを踏まえた財務体質の改善、株主還元を確実に実施していくことを目指しています。全社経営目標としては、中長期的な収益性と成長性を重視し、サスティナブルな企業であり続けることを目指しています。

セイコーグループは、これらの戦略を通じて、社会価値の創造とグループの成長を目指しています。