中央魚類【8030】 スタンダード(内国株式)

水産物及びその加工製品の卸売、冷蔵倉庫、荷役事業、不動産賃貸を展開。

中央魚類【8030】 スタンダード(内国株式)

水産物及びその加工製品の卸売、冷蔵倉庫、荷役事業、不動産賃貸を展開。

事業内容

中央魚類株式会社とそのグループ会社は、水産物及びその加工製品の卸売事業を主軸に展開しています。このグループは、中央魚類を含む連結子会社8社と持分法適用関連会社2社から構成されており、豊洲市場をはじめとする各地の公設市場で水産物の卸売業を営んでいます。具体的には、中央魚類が東京都中央卸売市場の豊洲市場で、千葉中央魚類(2023年1月31日に解散)、柏魚市場、オーシャンステージ、船橋魚市などがそれぞれ地方の卸売市場で事業を行っています。また、ホウスイは冷凍魚を中心に、水産流通はリテールサポート、せんにちは水産練製品や惣菜の製造販売、中央フーズは鮮魚の卸売を手掛けています。

さらに、中央魚類グループは水産物卸売事業に関連する冷蔵倉庫事業や荷役事業も展開しています。ホウスイは首都圏で冷蔵倉庫事業を、マルナカロジスティクス(旧中央小揚)は豊洲市場で水産物の荷役事業をそれぞれ行っており、これらのサービスはグループ内で利用されている部分もあります。

不動産賃貸事業もグループの一翼を担っており、中央魚類や柏魚市場、豊海が保有する不動産の一部を賃貸しています。これにより、グループ内での資源の有効活用を図っています。

中央魚類グループは、水産物の卸売を核としながらも、冷蔵倉庫や荷役、不動産賃貸といった関連事業を通じて、水産物流通の効率化と事業の多角化を進めています。

経営方針

中央魚類株式会社とそのグループ会社は、水産物の卸売を中心に、冷蔵倉庫事業、不動産賃貸事業、荷役事業を展開している企業グループです。同社は、東京都中央卸売市場の豊洲市場を拠点に、国内外から集めた生鮮・冷凍・塩干加工などの水産物を販売しています。経営の基本理念として、堅実と信用を旨とし、株主、取引先、従業員、そして地域社会に信頼され、貢献することを目指しています。

同社の成長戦略は、国内外の生産需給事情の変化に即応し、取引先との連携を深めることで集荷販売力を強化することにあります。また、財務体質とコンプライアンス体制の強化にも努めています。グループ各社の機能を融合し、相互に協働する仕組みを構築することで、水産物流通機能を強化し、競争に勝ち残る企業を目指しています。

具体的な取り組みとして、豊洲市場を活用しながら、冷蔵保管、リテールサポート、荷役、貿易、加工の各機能を最大限に生かし、水産物の集荷拡大と販売業務の改善に注力しています。また、EC(電子商取引)への積極的な取り組みや、豊海流通センターの稼働による効率的な配送体制の構築も進めています。さらに、冷蔵倉庫事業では、首都圏での冷凍・冷蔵保管スペースの効率的活用を図り、不動産賃貸事業では、資産の有効活用とサービス向上に努めています。

中央魚類グループは、水産物卸売市場における公共的使命を担い、食の安全・安心に最大限の努力をしています。デジタル化推進や業務効率の向上、コンプライアンスの向上などを通じて、信頼される企業グループとしての地位を確固たるものにしていく戦略を推進しています。