タカラスタンダード【7981】 プライム(内国株式)

住宅設備機器の製造販売を中心に、キッチン、浴室、洗面化粧台、住宅用トイレ等の提供、倉庫事業や不動産賃貸事業も展開。

タカラスタンダード【7981】 プライム(内国株式)

住宅設備機器の製造販売を中心に、キッチン、浴室、洗面化粧台、住宅用トイレ等の提供、倉庫事業や不動産賃貸事業も展開。

事業内容

タカラスタンダードとその連結子会社2社は、住宅設備機器の総合メーカーとして、キッチン、浴室、洗面化粧台、その他の住宅設備機器の製造販売を主な事業としています。また、これらの事業に関連する研究、開発、その他のサービスも提供しています。

同社の事業セグメントは大きく分けて「住宅設備関連」と「その他」の2つです。住宅設備関連事業では、ホーローシステムキッチン、木製システムキッチン、システムバス、シャワーユニット、ホーロー洗面化粧台、木製洗面化粧台など、幅広い製品を製造販売しています。これらの製品は、タカラスタンダードおよびタカラ化工㈱によって製造されています。

一方、「その他」の事業セグメントでは、倉庫事業、荷役作業の請負、不動産賃貸事業などを展開しており、これらはタカラスタンダードとタカラ物流サービス㈱が担っています。

同社グループは、住宅設備機器の製造販売を核としつつ、関連サービスや物流、不動産賃貸など多角的な事業を通じて、住宅環境の向上に貢献しています。

経営方針

タカラスタンダードは、住宅設備機器の総合メーカーとして、キッチン、浴室、洗面化粧台などの製造販売を主軸に事業を展開しています。同社は、「大切な3つの“Standard(スタンダード)”」という企業理念のもと、住生活水準の向上、倫理規範の遵守、品質基準の追求を掲げています。これらを通じて、より多くの人々が心地良い暮らしを楽しめるよう支援し、社会から信頼・尊敬される企業を目指しています。

中期経営計画「2023」では、売上高の2019年度水準への回復と営業利益率7%を目標に掲げています。この計画の下、収益性の重視と資本効率の向上を図り、株主還元の充実を目指しています。また、長期ビジョン「ホーローと共に、光り輝く魅力ある企業へ」を掲げ、独自性の追求、新たな事業領域への挑戦、働きがいのある企業文化の構築を目指しています。

基本戦略としては、国内水まわり事業における収益構造改革、新たな事業の創出、研究開発・生産技術の進化に取り組みます。さらに、ESG経営基盤の強化や顧客起点による品質向上、ワークスタイル変革を推進し、組織力の強化とワークライフバランスの実現を図っています。

新築住宅市場の縮小やリフォーム市場の不透明性、資材価格の高騰などの課題に直面しながらも、タカラスタンダードはデジタル技術の活用やM&Aを通じた販売領域の拡大、環境問題への取り組みなど、柔軟な経営戦略でこれらの課題に対応しています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。