セブン工業【7896】 スタンダード(内国株式)

内装建材事業では階段、手摺、カウンターなど、木構造建材事業ではプレカット加工材、住宅パネル、施設建築を手がけ、賃貸事業では不動産の賃貸管理を行う。

セブン工業【7896】 スタンダード(内国株式)

内装建材事業では階段、手摺、カウンターなど、木構造建材事業ではプレカット加工材、住宅パネル、施設建築を手がけ、賃貸事業では不動産の賃貸管理を行う。

事業内容

セブン工業とその関連会社は、主に2つの事業セグメントに分かれています。第一に、内装建材事業があり、これには階段、手摺、カウンター、和風造作材、框、洋風造作材などの内装部材の生産販売が含まれます。これらの製品は、住宅や商業施設の内装に使用されることが多く、同社の製品ラインナップの多様性を示しています。

第二の主要な事業セグメントは木構造建材事業で、プレカット加工材や住宅パネル、施設建築などの構造部材の生産販売を行っています。これらの製品は、建築物の骨組みや構造に不可欠な要素であり、住宅や商業施設の建設に広く利用されています。

加えて、セブン工業グループは賃貸事業も手がけており、不動産の賃貸管理を行っています。この事業は、同社の収益源の多様化に貢献しており、安定した収入を提供しています。

これらの事業セグメントを通じて、セブン工業は住宅や商業施設の建設に関わる幅広いニーズに対応しています。内装から構造まで、そして不動産管理まで、同社は建築業界における重要なプレイヤーとしての地位を確立しています。

経営方針

セブン工業は、厳しい経済環境と住宅市場の変化に対応するため、独自の成長戦略を推進しています。同社は、基本理念に「真実と努力」「行持報恩」を掲げ、顧客満足と安心を最優先に考える品質方針と、地球環境との共生を目指す環境方針を基盤に事業を展開しています。これにより、持続可能な発展と企業価値の最大化を目指しています。

新設住宅着工戸数の減少傾向に対応するため、セブン工業は木材加工技術や塗装技術を活かした特注対応や独自性のある商品展開によるブランド構築を図ります。また、品質力・商品企画力及びコスト競争力の強化に努め、省施工・機能性商品の拡充を推進しています。非住宅分野への領域拡大や新商品・新市場への積極的なチャレンジも行っています。

さらに、国産材利用の推進やDX、ITの活用による新たなビジネスモデルの構築にも注力しています。これにより、内装建材事業と木構造建材事業の収益性の改善と市場からの信頼獲得を目指しています。

経営上の目標として、売上高営業利益率3%、ROE5%以上の達成を掲げ、高い技術力を背景に付加価値の高い製品群の拡充や新たな事業領域の拡大を図っています。これらの戦略を通じて、セブン工業は安定かつ持続的な成長を目指しており、不透明な経営環境の中でも事業効率を重視した経営を進めています。