セキ【7857】 スタンダード(内国株式)

印刷関連事業、洋紙・板紙販売、出版・広告代理、美術館運営、カタログ販売を展開。

セキ【7857】 スタンダード(内国株式)

印刷関連事業、洋紙・板紙販売、出版・広告代理、美術館運営、カタログ販売を展開。

事業内容

セキグループは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業であり、その主な事業内容は以下の通りです。

まず、印刷関連事業では、出版印刷物や商業印刷物、紙器加工品の企画・製造・販売を行っています。このセグメントでは、デザインから紙器加工までの一連の工程をグループ内で分担しており、例えば、エス・ピー・シーがデザインを、渡部紙工が紙器加工の後工程を担当しています。また、コープ印刷が農協関係の販売窓口となり、メディアプレス瀬戸内は新聞印刷を、メディア発送は新聞の発送梱包作業を、ユニマツク・アドは広告制作をそれぞれ行っています。

次に、洋紙・板紙販売関連事業では、洋紙や板紙の仕入れから在庫販売までをセキが手掛けています。

出版・広告代理関連事業では、エス・ピー・シーが企画・編集した書籍や雑誌をセキが製造し、エス・ピー・シーが販売するとともに、出版物に関連したイベント開催や広告掲載などの広告代理業も営んでいます。

美術館関連事業では、セキが企業イメージ向上と地域活性化を目的に美術館を設置し、その運営管理を関興産が行っています。

最後に、カタログ販売関連事業では、セキが事業所向けオフィス関連用品のカタログ商品販売を行い、こづつみ倶楽部が「ゆうパック」を利用した通信販売のカタログ制作を担当しています。

これらの事業を通じて、セキグループは印刷から販売、イベント運営まで、幅広いサービスを提供しています。

経営方針

セキグループは、市場構造の変革に対応し、経営の合理化と効率化を進めることで、収益性の高い企業体質の構築と持続的な成長を目指しています。同社は中・長期計画「Next200」を策定し、2025年度には売上高150億円、営業利益7億5千万円、売上高営業利益率5%、EBITDA12億円を、2035年度には売上高200億円、営業利益10億円、売上高営業利益率5%、EBITDA16億円を目標としています。

品質の安定確保に向け、セキは「Japan Color認証制度」による認証を取得し、精度の高い印刷色の再現性に努めています。また、環境保護と環境負荷の低減に注力し、「ISO14001」の取り組みを継続し、「FSC認証紙」の取り扱いや「DBJ環境格付」の更新など、環境に配慮した持続可能な社会形成に貢献しています。

情報セキュリティにも力を入れており、情報セキュリティ委員会の組織化や最高情報責任者(CISO)の設置を通じ、IT全般の最適化と情報セキュリティの強化を推進しています。個人情報保護に関しても、JIS Q 15001(プライバシーマーク)に基づく厳正な管理と保護に努めています。

これらの取り組みを通じて、セキグループは多岐にわたる事業セグメントでのサービス提供を強化し、中期経営計画「Next200」の目標達成に向けて全社一丸となって取り組んでいます。