萩原工業【7856】 プライム(内国株式)

The company manufactures and sells synthetic resin and industrial machinery.

萩原工業【7856】 プライム(内国株式)

The company manufactures and sells synthetic resin and industrial machinery.

事業内容

萩原工業は、合成樹脂加工製品と機械製品の2つの主要な事業セグメントを持っています。合成樹脂加工製品事業では、原糸、クロス、ラミクロスなどの製造・販売を行っています。特に、バルチップという製品の国内外販売に力を入れており、関連会社を通じてグローバルに展開しています。

機械製品事業では、スリッターやワインダー、押出関連機器などの産業機械を製造・販売しています。萩華機械技術(上海)有限公司では、これらの機器の設計から製造、販売までを手掛けています。また、ハギハラ・インダストリーズ(タイランド)社では、製品の販売や据付、運転指導、アフターサービスを提供しています。

経営方針

萩原工業は、フラットヤーン技術を基盤に、社会的価値を創造しつつ成長を目指しています。2022年12月に策定した中期経営計画「飛躍に向けた原点回帰」では、技術の磨き上げや市場創造を通じた成長を掲げています。この計画は、前計画の未達成要因を克服するための「V字回復戦略」を含んでいます。

同社の成長戦略は、適正価格の実現と製品競争力の強化、最適な生産・物流体制の構築を目指す「V字回復戦略」と、技術の向上、製品の拡大、市場創造、社員の成長を促進する「Jump戦略」に分かれています。これにより、収益拡大と資本効率の向上を図り、安定した株主還元を目指しています。

2025年10月期までの数値目標として、売上高330億円、経常利益33億円、ROE8%以上、D/Eレシオ0.6を掲げています。これにより、合成樹脂加工製品事業と機械製品事業の両方での成長を目指しています。特に、リサイクル技術の開発や新市場の開拓に注力しています。

合成樹脂加工製品事業では、笠岡工場での生産体制強化や、アメリカでの新工場稼働を通じて、製品の高付加価値化と海外売上の拡大を図っています。また、水平リサイクルを推進し、環境負荷の軽減を目指しています。機械製品事業では、リサイクル需要の拡大に対応し、品質保証の強化や生産性向上を進めています。