遠藤製作所【7841】 スタンダード(内国株式)

ゴルフクラブヘッドや人工関節、航空機部品の製造・販売を行うファインプロセス事業と、メタルスリーブや鍛造部品を手がけるメタル事業。

遠藤製作所【7841】 スタンダード(内国株式)

ゴルフクラブヘッドや人工関節、航空機部品の製造・販売を行うファインプロセス事業と、メタルスリーブや鍛造部品を手がけるメタル事業。

事業内容

遠藤製作所は、主にゴルフクラブヘッド、メタルスリーブ製品、鍛造部品、医療機器、航空機部品の製造・販売を行っています。同社グループは、遠藤製作所とその子会社4社で構成されています。各社はそれぞれ異なる役割を担い、製品の開発から販売までを包括的に行っています。

遠藤製作所は、販売、製品開発、生産技術開発、グループ全体の管理を担当しています。エポンゴルフ株式会社はゴルフ用品の販売を行い、ENDO THAI CO.,LTD.はゴルフクラブヘッドの製造を担当しています。ENDO METAL SLEEVE(THAILAND)CO.,LTD.はメタルスリーブ製品の製造・販売を行い、ENDO FORGING(THAILAND)CO.,LTD.は鍛造部品の製造・販売を行っています。

ファインプロセス事業では、ゴルフクラブヘッド、人工関節などの医療機器部品、航空機部品の製造・販売を行っています。これらの製品は主にOEM生産で、供給先は国内企業が中心です。ゴルフクラブヘッドの製造は、ENDO THAI CO.,LTD.とENDO FORGING(THAILAND)CO.,LTD.が担当しています。

メタル事業では、ENDO METAL SLEEVE(THAILAND)CO.,LTD.がメタルスリーブ部品を製造し、アジア地域を中心に販売しています。また、ENDO FORGING(THAILAND)CO.,LTD.は自動車用部品や農機具部品などの鍛造部品を製造・販売しています。これらの製品はタイで製造され、地域内外に供給されています。

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経営方針

遠藤製作所は、成長戦略として「限りない未来の創造」を掲げ、金属加工技術を基盤に新市場を開拓しています。1950年の創立以来、同社は高品質で信頼性のある製品を提供し続けることを目指し、技術革新と市場ニーズへの適応を重視しています。特に、ゴルフクラブヘッドや医療機器、航空機部品、自動車鍛造部品などの製造を通じて、収益力の強化を図っています。

同社の中期経営計画では、事業ポートフォリオの再構築、経営基盤の強化、資本効率の向上を重点領域としています。具体的には、新技術の導入やM&A、アライアンスを活用し、新たな価値を創造することを目指しています。また、グローバルな組織運営の基盤構築やデータドリブン経営の推進を通じて、経営の効率化と企業価値の向上を図っています。

遠藤製作所は、ファインプロセス事業とメタル事業の両面で成長を追求しています。ファインプロセス事業では、鍛造技術を進化させ、医療機器や航空機分野での受注拡大を図っています。メタル事業では、自動車部品の鍛造製法を強化し、新分野への進出を進めています。これにより、安定した製品供給とコスト削減を実現し、競争力を高めています。

さらに、同社はサステナビリティにも注力しています。環境課題の解決や地域社会の発展、グローバルガバナンスの高度化を推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。これらの取り組みを通じて、遠藤製作所は長期的な成長と企業価値の向上を図っています。