アイフィスジャパン【7833】 スタンダード(内国株式)

投資情報、ドキュメントソリューション、ファンドディスクロージャー、ITソリューション、ランゲージソリューションの各事業を展開し、IFIS Research ManagerやIFIS Consensusなどの金融情報サービスを提供。

アイフィスジャパン【7833】 スタンダード(内国株式)

投資情報、ドキュメントソリューション、ファンドディスクロージャー、ITソリューション、ランゲージソリューションの各事業を展開し、IFIS Research ManagerやIFIS Consensusなどの金融情報サービスを提供。

事業内容

アイフィスジャパンは、国内に8社の連結子会社、海外に2社の子会社と1社の関連会社を持つ企業グループです。証券調査レポートに関連する「電子媒体」と「紙媒体」のサービスを提供し、金融情報ベンダーとしての地位を築いています。また、上場企業や投資信託のディスクロージャーに関するサービスも展開しています。

アイフィスジャパンの事業セグメントは、投資情報事業、ドキュメントソリューション事業、ファンドディスクロージャー事業、ITソリューション事業、ランゲージソリューション事業、その他事業に分かれています。これらのセグメントを通じて、独創的な商品ラインアップを提供し、金融情報サービス業界に革新をもたらしています。

投資情報事業では、『IFIS Research Manager』や『IFIS Consensus』などのサービスを提供しています。これらは、証券調査レポートや業績予想数値を一元管理し、機関投資家や証券会社に向けて提供するサービスです。特に『IFIS Consensus』は、アナリストの業績予想を基にした市場予想平均を算出し、広く利用されています。

ドキュメントソリューション事業では、証券会社や機関投資家、上場企業のIR部署に対して、印刷・配送サービスを提供しています。企業年金関連の文書管理システムやIR資料の印刷・配送、Web-to-Printサービスなど、多岐にわたるサービスを展開しています。

ファンドディスクロージャー事業では、投信会社向けに目論見書や運用報告書の編集・印刷・配送を行っています。これにより、投資信託の重要な情報を投資家に提供するサポートをしています。また、マーケティング支援も行い、金融ドキュメントの企画から制作、印刷、配送までをトータルサポートしています。

ITソリューション事業では、金融機関や事業会社に向けて、金融ソリューションやビジネスソリューションを提供しています。システムのマイグレーションサービスも行い、プログラミング言語の置き換えを支援しています。

ランゲージソリューション事業では、翻訳・通訳サービスを提供しています。グローバル企業向けに、精度の高い翻訳や通訳を行い、多言語化にも積極的に取り組んでいます。特に、AIが翻訳しづらい原文の行間を読む翻訳に強みを持っています。

その他事業では、ドキュメントのデータエントリーや電子アーカイブ化などのアウトソーシング支援サービスを提供しています。これにより、企業の業務効率化をサポートしています。

経営方針

アイフィスジャパンは、紙媒体と電子媒体の両方でサービスを提供する情報ベンダーとして、証券会社や機関投資家、上場企業間の情報伝達を強化し、顧客基盤の拡大を目指しています。特に、インタラクティブな情報仲介サービスへの発展を基本方針としています。

同社は、革新、公正、先取、充足の4つの企業理念を掲げ、情報サービスの多様化と増大に対応し、企業価値の向上を目指しています。これにより、独創的な発想を市場に投入し、卓越した価値を創造することを目指しています。

中期経営計画では、情報提供サービスの電子配信と情報処理を主軸に、印刷会社向けクラウドサービスや機関投資家向けアプリケーションの拡充を進めています。また、翻訳・通訳事業を新たな柱として展開し、顧客ニーズに応える競争力の向上を図っています。

具体的な重点領域として、発行市場情報の配信や個人向け投資情報サービスの拡大、ITソリューション事業の強化を挙げています。特に、個人投資家市場での「IFISブランド」の確立を目指し、メディア露出を高めています。

さらに、ランゲージソリューション事業では、子会社のナレッジを活用し、翻訳・通訳サービスの質を向上させています。これにより、顧客の多様なニーズに応える高品質なサービスを提供しています。

アイフィスジャパンは、営業利益率15%、自己資本利益率(ROE)15%を目標に掲げ、各事業のバランスを保ちながら成長を図っています。これにより、収益性の向上を目指し、企業価値の最大化を追求しています。