亀田製菓【2220】 プライム(内国株式)

亀田製菓株式会社は、国内外での米菓製造販売、長期保存食や植物性乳酸菌、米粉パン、プラントベースドフードの製造販売、貨物運送等を手がける。

亀田製菓【2220】 プライム(内国株式)

亀田製菓株式会社は、国内外での米菓製造販売、長期保存食や植物性乳酸菌、米粉パン、プラントベースドフードの製造販売、貨物運送等を手がける。

事業内容

亀田製菓株式会社とそのグループ企業は、菓子の製造販売を中心に、運送などの関連活動も手がける多角的な事業を展開しています。同社グループは、国内米菓事業、海外事業、食品事業の3つの主要セグメントに分かれており、これらを報告セグメントとしています。

国内米菓事業では、日本国内での米菓の製造販売を行っており、アジカル株式会社、とよす株式会社、株式会社日新製菓などがこのセグメントに含まれます。海外事業では、Mary's Gone Crackers, Inc.やKAMEDA USA, INC.などを含む海外の子会社を通じて、米菓の製造販売を海外市場で展開しています。食品事業では、長期保存食、植物性乳酸菌、米粉パン、プラントベースドフードなどの製造販売を行っており、尾西食品株式会社や株式会社マイセンなどがこのセグメントに属しています。

さらに、同社グループは貨物運送事業も手がけており、新潟輸送株式会社や亀田トランスポート株式会社などがこの活動を支えています。これらの事業を通じて、亀田製菓株式会社グループは、食品業界における多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。

経営方針

亀田製菓株式会社は、1957年の設立以来、米菓の製造技術の探求と高品質な商品の提供を通じて社会への貢献を目指してきました。同社は、企業理念に基づき、グローバル展開を実現するための「ミッション・ビジョン」を掲げ、グループ全体で共有しています。中期経営計画では、食品業界の環境変化を踏まえ、「Better For You」の観点からお客様価値を提供し、長期ビジョン「グローバル・フード・カンパニー」の実現を目指しています。2030年度には、「あられ、おせんべいの製菓業」から「Better For Youの食品業」への進化を目標としています。

同社は、「植物性素材」をベースにした多彩な食感と味付け技術を活用し、世界の人々に美味しく楽しい食を提供することで、健康と地球環境を考慮した社会課題の解決に取り組んでいます。また、米菓事業で培ったコア技術の活用と外部とのパートナーシップを通じて、米菓中心の事業構造から転換し、アセットライトで高収益体質なビジネスモデルへの進化を目指しています。

2023年度から2026年度までは、環境変化による収益基盤の早期回復と再整備を目的に構造改革を集中的に行い、2027年度から2030年度はその基盤をベースに拡大成長フェーズに移行し、飛躍的成長を目指します。企業価値の向上に向け、価格訴求型から価値訴求型のビジネスモデルへの変更と、新たな価値提供と市場創造による成長性と収益性を兼ね備えた事業ポートフォリオの形成に取り組んでいます。亀田製菓は、厳しい環境変化の中でも機会を見出し、「米菓」と「食」でのイノベーションを通じて企業価値を高めていく戦略を推進しています。