キヤノン電子【7739】 プライム(内国株式)

コンポーネントや電子情報機器の製造・販売を行い、シャッターユニットやドキュメントスキャナー、顧客情報管理サービスなどを手がける。

キヤノン電子【7739】 プライム(内国株式)

コンポーネントや電子情報機器の製造・販売を行い、シャッターユニットやドキュメントスキャナー、顧客情報管理サービスなどを手がける。

事業内容

キヤノン電子は、コンポーネント、電子情報機器、その他の事業セグメントを持ち、国内外で製造および販売を行っています。キヤノングループに属し、主にキヤノン株式会社やその生産子会社から部品を仕入れ、製品を納入しています。

コンポーネント事業では、シャッターユニット、絞りユニット、レーザースキャナーユニットを手がけています。シャッターユニットと絞りユニットは自社で開発・製造・販売し、キヤノンや外部顧客に納入しています。レーザースキャナーユニットはキヤノンからの受託製造です。

電子情報機器事業では、ドキュメントスキャナー、ハンディターミナル、レーザープリンターを提供しています。ドキュメントスキャナーとハンディターミナルは自社で開発・製造・販売し、主にキヤノンの販売子会社に納入しています。レーザープリンターはキヤノンからの受託製造です。

その他の事業には、顧客情報管理サービス、名刺管理サービス、システム開発・保守・運用、環境関連機器、医療関連機器があります。これらのサービスや製品は、主に外部顧客に提供されています。環境関連機器や医療関連機器は自社で製造し、キヤノンの販売子会社や外部顧客に納入しています。

経営方針

キヤノン電子は、世界トップレベルの高収益企業を目指し、社会貢献と環境経営を重視しています。特に、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを推進し、CSR・環境先進企業としての地位を確立することを目指しています。

同社は、売上高経常利益率15%を目標に掲げ、経営方針を実現するための具体的な数値目標を設定しています。この目標達成に向けて、効率的な経営と収益性の向上を図っています。

キヤノン電子は、成長分野への参入を積極的に進めています。宇宙関連分野では、防衛省との契約を通じて事業化を進め、医療や環境関連機器の拡販も推進しています。また、農業分野では新たに開発した自動生産装置の販売を行っています。

ESG経営とサステナビリティの推進も重要な戦略です。環境経営を基盤に、2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、CO2排出量削減目標を設定しています。ESGの体制強化やデータ開示の拡充も進めています。

人的資本経営の観点から、多様な人材の採用と育成を重視しています。特に女性管理職比率の向上を目指し、教育制度や職場環境の整備を進めています。また、健康経営優良法人として、従業員の健康と安全を重視した取り組みを行っています。