うかい【7621】 スタンダード(内国株式)

飲食店経営(和食・洋食)、物販商品製造販売(洋菓子)、文化事業運営(箱根ガラスの森)を展開。

うかい【7621】 スタンダード(内国株式)

飲食店経営(和食・洋食)、物販商品製造販売(洋菓子)、文化事業運営(箱根ガラスの森)を展開。

事業内容

うかいは、飲食店の経営、物販商品の製造販売、および文化事業(美術館)の運営を主な事業内容としています。この企業は、レストラン事業部、物販事業部、文化事業部の3つの主要な事業セグメントに分かれており、それぞれが独自のサービスと製品を提供しています。

レストラン事業部では、和食と洋食のディナーレストランを運営しており、2023年3月末時点で和食料理店7店舗、洋食料理店8店舗を展開しています。和食部門では、うかい鳥山やうかい竹亭、とうふ屋うかいなどの店舗を、洋食部門では、八王子うかい亭や横浜うかい亭、銀座うかい亭などの店舗を運営しています。

物販事業部では、洋菓子の開発・製造及び販売を行っており、アトリエうかいとして知られる店舗を含む5店舗を運営しています。これらの店舗では、製菓工房で作られた高品質な洋菓子を店頭で販売しています。

文化事業部では、箱根ガラスの森の運営を行っており、ヴェネチアン・グラスの美術工芸品の展示やミュージアム・ショップでの商品販売、レストランの営業などを通じて、文化的な価値を提供しています。

これらの事業を通じて、うかいは多様な顧客ニーズに応える幅広いサービスと製品を提供しており、飲食、物販、文化の各分野で独自の地位を築いています。

経営方針

うかいは、和食と洋食のレストラン運営、洋菓子の製造販売、美術館の運営を柱とする多角的な事業を展開しています。同社は、企業理念に「利は人の喜びの陰にあり」という基本理念を掲げ、ステークホルダーを大切にすることを経営の根幹に据えています。これにより、社会に貢献し、魅力ある企業を目指しています。

経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が見られる一方で、ウィズコロナ社会における食に対するニーズの多様化や地政学リスクによる原材料価格の高騰など、厳しい状況が続いています。これらの課題に対応するため、うかいは中期経営戦略として、既存事業の安定した収益基盤のもとで新規事業を創出し、発展させる方針を掲げています。具体的には、「人材力の強化」「収益基盤の強化」「財務基盤の強化」の3つの重点課題に取り組んでいます。

人材力の強化には、定期採用と中途採用の組み合わせ、教育・研修の実施、海外派遣やイベントへの積極的登用などを通じて、能力の底上げと働きやすい職場環境の維持改善を図っています。収益基盤の強化では、サービスの高付加価値化、適正価格の見直し、経費のスリム化、新たな事業の創出に取り組んでいます。財務基盤の強化には、安定した利益の確保、手元流動性の確保策の立案・実行、資金調達手段の検討を進めています。

これらの取り組みを通じて、うかいは日本の食文化の発展に貢献し、収益性と成長性を兼ね備えた企業を目指しています。