シークス【7613】 プライム(内国株式)

電子部品の輸出入販売、電子機器の受託製造(EMS)、物流サービスをグローバルに展開、車載関連機器や産業・家電機器等の製造を手掛ける。

シークス【7613】 プライム(内国株式)

電子部品の輸出入販売、電子機器の受託製造(EMS)、物流サービスをグローバルに展開、車載関連機器や産業・家電機器等の製造を手掛ける。

事業内容

シークスグループは、シークスを含む子会社26社、関連会社11社で構成され、電子部品の部材調達、EMS(電子機器受託製造サービス)、物流などのサービスをグローバルに提供しています。事業活動は「日本」、「中華圏」、「東南アジア」、「欧州」、「米州」の5つの報告セグメントに分けられています。

シークスグループは、グローバル市場での事業の水平分業化や企業間アライアンスの進展に伴い、EMS業界の成長に対応するため、海外生産子会社の増強や生産技術の向上、国内外のネットワーク拡充に積極的に取り組んでいます。

主な事業セグメントとしては、電子部品等の輸出入販売、電子回路・機器の製造、技術開発および技術支援があります。これらの事業を通じて、シークスグループは車載関連機器、産業機器、家電機器、情報機器、一般電子部品など、幅広い分野における完成品、組立品、基板実装品、部品単体・キット、金型・成形品等を取り扱っています。

具体的な子会社としては、SIIX (Shanghai) Co., Ltd.(中国)、SIIX H.K. Ltd.(香港)、SIIX TWN Co., Ltd.(台湾)、SIIX Singapore Pte. Ltd.(シンガポール)、SIIX Logistics Phils, Inc.(フィリピン)、SIIX Phils., Inc.(フィリピン)、PT. SIIX Trading Indonesia(インドネシア)、SIIX Europe GmbH(ドイツ)、SIIX U.S.A. Corp.(米国)などがあります。これらの子会社を通じて、シークスグループはグローバルな事業展開を行っています。

経営方針

シークスグループは、グローバル化と消費者ニーズの多様化に対応するため、エレクトロニクス関連分野を中心に「グローバル・ビジネス・オーガナイザー」としての役割を果たすことを基本方針としています。同社は、世界各地のニーズをコーディネートし、顧客に具体的なビジネスメリットを提供することで、社会システムの活性化と人類の進歩に貢献することを目指しています。

2023年度の業績目標として、連結売上高3,000億円、連結営業利益113億円を掲げており、これは半導体を中心とした電子部品の不足や欧州経済の低迷、資源価格の高騰などの経済環境の変化を踏まえたものです。また、為替レートについては、米ドルに対して127円を前提としています。

中長期的な経営戦略として、シークスはテクノロジーパートナーとの連携を強化し、幅広い顧客のニーズに対応していく方針です。信頼をキーワードに、顧客満足の向上、環境負荷の低減、進出国の経済発展への貢献を目指します。また、クラウドサーバやウェブミーティングの活用を通じて、BCP体制の整備を進めています。

さらに、サステナビリティ委員会を設置し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。これには、災害対応だけでなく、さまざまな社会課題の解決も含まれます。対処すべき課題としては、電子部品のグローバル調達力の強化、地域戦略の実践、拠点ネットワークの整備拡充、情報共有化とシナジー効果の追求、製造技術力および生産効率の向上、新規事業の開拓、資産効率の改善、サステナビリティへの取り組みなどが挙げられます。これらの戦略を通じて、シークスグループは持続可能な成長を目指しています。