事業内容
江崎グリコは、主に食料品製造業を営む企業であり、複数の事業セグメントを持っています。これらのセグメントは、健康・食品事業、乳業事業、栄養菓子事業、食品原料事業、国内その他事業、そして海外事業に分かれています。
健康・食品事業では、健康関連商品やレトルト食品、アイスクリームの製造販売を行っています。このセグメントには、グリコマニュファクチャリングジャパンが関与しています。
乳業事業では、乳製品や洋生菓子、アイスクリームの製造販売を手がけています。こちらもグリコマニュファクチャリングジャパンが主要な役割を担っています。
栄養菓子事業では、チョコレートやビスケットの製造販売を行っています。この分野でもグリコマニュファクチャリングジャパンが活動しています。
食品原料事業では、小麦たん白や加工デンプン、着色料、ファインケミカル素材の製造販売を行っています。グリコ栄養食品や中部グリコ栄食がこのセグメントに関与しています。
国内その他事業には、直営店舗事業やオフィスグリコ事業、卸売販売事業、情報システムの保守・開発などが含まれます。グリコチャネルクリエイトや関西フローズン、東北フローズン、江栄情報システム、Greenspoonが関与しています。
海外事業では、海外でのチョコレート、ビスケット、アイスクリームの製造販売を行っています。上海江崎格力高食品やGlico Asia Pacific、Glico North America Holdingsなど、多くの海外子会社がこのセグメントに関与しています。
特集記事
経営方針
江崎グリコは、「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を企業の存在意義とし、健康とおいしさを提供することを目指しています。未病・予防の領域に注力し、科学的根拠に基づいた栄養価の高い食品を開発しています。これにより、子供から大人まで幅広い層に新しい価値を提供し、売上と利益の持続的な向上を図っています。
同社は、国内外での売上高と営業利益の向上を目指し、成長加速に向けた投資を行っています。2022-2024年度は基盤フェーズとして年平均3~5%の売上成長を目指し、2025-2027年度には加速フェーズとして5~10%の成長を計画しています。営業利益も同様に、基盤フェーズで5~10%、加速フェーズで10~15%の成長を目指しています。
江崎グリコは、変化する経営環境に対応しつつ、国内外での事業拡大を図っています。特に、中国、東南アジア、北米での事業成長を機会と捉え、持続可能な企業活動を推進しています。これにより、企業価値の向上を目指し、柔軟な対応を続けています。
中期経営計画では、事業戦略、研究戦略、人財戦略を柱に掲げています。事業戦略では、デジタル・AIを活用したビジネスモデルの進化を図り、中国や東南アジアでのブランド成長を目指しています。研究戦略では、重点領域での研究を強化し、社会貢献と事業成長を推進します。
人財戦略では、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる組織文化を形成し、能力開発と外部採用を通じて必要な人材を確保します。これにより、持続的な成長を支える基盤を築き、価値創造を加速させることを目指しています。