事業内容
テイツーは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業です。主要な事業としては、「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」といった店舗運営が挙げられます。これらの店舗では、書籍や家庭用ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、ホビー商品、スマートフォン、衣料品などの販売および買取を行っています。また、オンライン販売にも力を入れており、「ふるいちオンライン」をはじめとするECサイトを通じて商品の販売を行っています。
テイツーの関連会社には、株式会社トップブックスがあり、この会社は「古本市場」「ふるいち」の店舗をフランチャイズとして運営しています。さらに、別の関連会社であるインターピア株式会社は、システム開発事業を手がけていますが、その事業の重要性は低いため、事業系統図には記載されていません。
テイツーは、実店舗とオンラインの両輪で、多様な商品の販売・買取を展開しており、顧客のニーズに幅広く応える事業構造を持っています。その事業展開は、書籍から電子機器、衣料品に至るまで多岐にわたり、消費者の様々な要望に対応しています。
経営方針
テイツーは、リユース事業を核とした成長戦略を推進しています。2023年度の取り組みとして、「2023年度テイツーグループ成長戦略」を策定し、リユースで地域と世界をつなぐというグループビジョンのもと、リユース事業の拡大、EC領域への注力、経営基盤の強化を三本柱として掲げています。具体的には、リユース店舗領域、リユースEC領域、リユースBtoB領域の3つの事業領域に焦点を当て、それぞれに経営資源を配分しています。
リユース店舗領域では、商材多様化の推進、店舗DXの推進、ふるいち店舗のFC展開、トレーディングカード在庫検索機「T-Search」のリリースなどに取り組んでいます。リユースEC領域では、「ふるいちオンライン」の利益貢献と宅配買取機能の実装を進めています。リユースBtoB領域では、トレーディングカード読取査定機「TAYS」の拡販とIoT高機能トレカ自販機AIICO IIの調達と展開に注力しています。
さらに、M&A戦略の推進、海外進出の調査研究、人材育成施策の実施、防犯カメラシステムの技術開発と実証実験、テイツーグループSDGs宣言に基づく取り組みなど、その他の主要な取り組み事項も進めています。これらの戦略を通じて、テイツーは2027年2月期末の目標数値である売上高354億円、営業利益20億円、当期純利益12億円を目指しています。同社は、リユース事業を通じて持続可能な社会の実現への貢献を目指し、成長を加速させています。