事業内容
サイゼリヤは、外食事業を基幹とする企業であり、国内外で多くのレストランを運営しています。日本国内では、イタリアンワイン&カフェレストラン『サイゼリヤ』を1,038店舗展開しており、日々の価値ある食事の提案をテーマにしています。また、国内の5つの工場で食材の製造と物流業務を行っています。
オーストラリアでは、SAIZERIYA AUSTRALIA PTY.LTD.が食材の製造を担当しています。アジア地域では、上海、広州、台北、北京、香港、シンガポールにおいて、それぞれの地域で『サイゼリヤ』の店舗を運営しています。具体的には、上海で169店舗、広州で200店舗、台北で22店舗、北京で69店舗、香港で63店舗、シンガポールで33店舗を展開しています。
さらに、広州サイゼリヤ食品有限公司は、サイゼリヤの子会社として食材の製造を行っています。これにより、サイゼリヤは各地域での食材供給を確保し、安定した店舗運営を支えています。これらの事業セグメントを通じて、サイゼリヤは国際的な外食チェーンとしての地位を確立しています。
特集記事
経営方針
サイゼリヤは、外食産業の厳しい環境を背景に、成長戦略を明確にしています。まず、国内レストラン事業の利益体質を強化し、安定した収益基盤を築くことを目指しています。また、海外事業ではビジネスモデルの確立を進め、国際的な競争力を高める方針です。
さらに、国内事業の第2の柱となる新事業開発を推進し、多角化を図ります。人的資産への投資を継続し、優れた人材の育成を重視しています。食堂業の産業化を進めることで、業界内での差別化を図り、確固たる地位を築くことを目指しています。
サイゼリヤは、店舗組織を構築できるストアマネジャーの育成や、積極的な店舗修繕による環境改善を課題としています。商品政策強化のためにマーチャンダイザーを新設し、グローバルな視野で生産・物流・購買の再構築を進めています。
また、DX推進やIT投資を継続し、効率的な店舗運営を実現します。SDGsの推進にも注力し、食品ロス削減やプラスチックの削減、省エネを進めています。出店戦略に向けた人材の確保と教育制度の整備も重要な課題としています。
サイゼリヤは、国内外での出店戦略を強化し、新規国への進出も視野に入れています。これにより、国際的な外食チェーンとしての地位をさらに強固なものにすることを目指しています。