事業内容
安楽亭は、複数の事業セグメントを通じて、幅広い飲食サービスを提供しています。主要な事業セグメントには、安楽亭業態、七輪房業態、アークミール、その他業態が含まれます。
安楽亭業態では、郊外型の開放的な空間で、リーズナブルな価格の焼肉を提供しています。このセグメントは、同社及び連結子会社3社によって運営されています。
一方、七輪房業態は、安楽亭業態よりも客単価が高く設定されており、個室を多く配置した落ち着いた空間での食事を提供しています。この業態も、同社及び連結子会社3社によって展開されています。
アークミールセグメントでは、「ステーキのどん」、「しゃぶしゃぶどん亭」、「フォルクス(ステーキ)」といったレストラン事業を展開しており、連結子会社4社がこのセグメントを担当しています。
その他業態では、安楽亭業態や七輪房業態とは異なるコンセプトの焼肉レストランや、焼肉以外の和食、洋食、中華のレストランを提供しています。このセグメントは、同社及び連結子会社4社によって運営されています。
また、安楽亭グループは、店舗及び事務所の賃貸借、店舗の建築・改修工事など、継続的で緊密な事業上の関係を持つ主要な関連当事者として、豊山開発株式会社、株式会社北与野エステート、ゆたか建設株式会社、株式会社サリックストラベル、株式会社T-NET、株式会社書楽、株式会社サリックス、株式会社サリックスファーム、株式会社サリックスフーズなどを挙げています。
経営方針
安楽亭は、食を通じて地域社会の豊かな生活文化の向上に貢献するという理念のもと、安全・健康に配慮した商品の提供と心をこめたおもてなしのサービスを基本方針としています。同社は、株主資本利益率(ROE)の向上と売上高営業利益率を重要な経営指標とし、安定的かつ継続的な利益の確保を通じて企業価値の向上を目指しています。
中長期的な経営戦略として、外部環境の変化への対応と店舗営業力の強化、社会的責務への対応を2大方針に掲げています。新型コロナウイルス感染症の影響が縮小し、経済活動が回復する中で、食材価格やエネルギーコストの上昇による消費者の生活防衛意識の強さを踏まえ、外食事業者としてのサービスと顧客体験の進化が求められています。
安楽亭は、これらの環境変化を成長のチャンスと捉え、経営資源を最大限に活用して既存収益モデルの改革と新たな収益機会の創出に積極的に取り組んでいます。業態開発の推進、DXの推進による高付加価値・低コストの収益基盤の形成、多様な人材の確保と育成に注力し、中長期的な成長と飛躍に向けた基盤作りを進めています。
創業60周年を迎える安楽亭は、構造改革の一年と位置づけ、企業価値の向上と収益拡大を目指し、株主の期待に応える努力を続けています。