事業内容
システムソフトは、テクノロジー事業とオープンイノベーション事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。テクノロジー事業では、Web技術を基盤にしたシステム開発を行い、不動産、情報通信、生損保、教育などの分野でシステム開発やソリューションサービスを提供しています。また、賃貸不動産情報サイトの運営やRPAソリューションサービス、SSクラウドシリーズを含むSaaSの提供も行っています。
オープンイノベーション事業では、異業種や異分野の技術やアイデアを取り入れ、スタートアップ企業への事業立ち上げ支援やコンサルティングを行っています。また、イノベーションの場としてシェアオフィスの運営も手がけています。これにより、新しいビジネスモデルの創出を支援しています。
さらに、システムソフトの子会社であるS2iは、IoT関連の商品やサービスの提供を行っていましたが、2023年11月30日に清算が完了しました。その他、APAMAN株式会社はグループ会社の経営管理を行い、Apaman Network株式会社はフランチャイズ事業を展開しています。
経営方針
システムソフトは、優れたIT技術を活用し、顧客の問題解決に真摯に取り組むことを基本方針としています。この方針に基づき、企業価値の向上を目指しています。特に、安定的な事業拡大を通じて売上規模の拡大や営業利益の向上を中長期的な経営指標としています。
同社は、インターネット市場の成長を背景に、新技術や新サービスの実現を通じて付加価値の高いサービスを提供することを目指しています。金融や情報通信分野での実績を活かし、「SSクラウドシリーズ」や「SSペイメントシリーズ」の展開を進めています。
また、不動産業界のDX化におけるトップランナーを目指し、契約拡大や新たなSaaS商品の開発を推進しています。他業種への展開も視野に入れ、プロダクト価値の向上とサービス品質の追求を行い、事業拡大を図っています。
成長戦略として、収益基盤の強化と付加価値の高いサービスの提供を重視しています。既存顧客の深耕と新規顧客の開拓を通じて、安定的な収益性を確保する体制を整備しています。
さらに、課題解決能力の強化を図り、社会と顧客の課題に対する洞察力と分析力を向上させています。これにより、枠にとらわれない課題解決手法を提案し、顧客満足度を高めています。
人材の高度化も重要視しており、ITエンジニアの確保や人材開発を進めています。報酬水準の見直しや労働環境の整備を通じて、社員のエンゲージメントを高める施策を実行しています。
ガバナンスの高度化にも取り組み、意思決定の透明性と公正性を確保しています。迅速かつ果断な意思決定を行い、コーポレート・ガバナンスの充実を図っています。
最後に、事業ポートフォリオの最適化を追求し、最小の資本で最大の成果を生み出す構成を目指しています。これにより、中長期的な企業価値の向上を実現しています。