事業内容
ヒマラヤは、スポーツ用品の販売を主軸に事業を展開している企業であり、そのグループはヒマラヤ本体と連結子会社1社、非連結子会社1社から構成されています。連結子会社であるコアブレイン株式会社は、ヒマラヤのインターネット販売業務におけるフルフィルメント業務の一部を担っています。このフルフィルメント事業は、インターネット販売における受注から梱包、発送、受け渡し、代金回収、顧客管理、問い合わせ対応までの一連の業務を行うものです。
ヒマラヤグループにおいて、一般小売事業以外の重要なセグメントは存在しないことが明らかにされています。また、非連結子会社であるHIMARAYA USA, INC.については、連結業績に与える影響が僅少であるため、事業系統図への記載は省略されています。
この構成から、ヒマラヤはスポーツ用品の販売を核としつつ、インターネット販売の効率化と顧客サービスの向上を目指してフルフィルメント事業にも力を入れていることがわかります。コアブレイン株式会社を通じて、ヒマラヤはオンラインでの販売プロセス全般を強化し、顧客満足度の向上を図っていると言えるでしょう。
経営方針
ヒマラヤは、スポーツ用品の販売を主軸に、顧客第一主義の経営理念のもと、スポーツ文化の発展と人々の豊かな生活に貢献することをミッションとしています。同社は、スポーツを日常生活の一部と捉え、独自の価値を付加した商品やサービスの提供を通じて、他社との差別化を図っています。また、オリジナルブランドの開発にも力を入れており、顧客ニーズに応える独自性の高い商品展開を目指しています。
経営戦略としては、スポーツ、ライフスタイル、健康の3領域に焦点を当て、それぞれの領域で新しい成長シナリオを構築しています。具体的には、国内ではEC専売や新業態の開発、飲食や健康美をテーマとした商品・サービスの開発及び提供を推進。海外では、自社ブランド商品の輸出や越境ECを通じた販路拡大を図っています。
人材戦略においては、「HIMARAYA3.0」と称する取り組みを通じて、従業員の主体性と成果の向上を目指し、組織風土の醸成や次世代経営者の育成に努めています。また、サステナビリティやコーポレート・ガバナンスの強化にも注力し、企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画では、ユニファイドコマースによる既存店の収益力向上とEC事業拡大の加速、新規事業領域の開拓などを重点戦略目標として掲げています。これらの戦略を通じて、ヒマラヤは持続的な成長を目指し、2026年8月期の連結業績目標として売上高690.7億円、経常利益30億円を目標に掲げています。