松田産業【7456】 プライム(内国株式)

貴金属回収製錬、貴金属地金・電子材料販売、産業廃棄物処理、食品加工原材料販売、物流サービスを展開。

松田産業【7456】 プライム(内国株式)

貴金属回収製錬、貴金属地金・電子材料販売、産業廃棄物処理、食品加工原材料販売、物流サービスを展開。

事業内容

松田産業は、貴金属回収製錬、貴金属地金・電子材料の販売、産業廃棄物の収集・運搬・処理を行う貴金属関連事業と、食品加工原材料の販売及び物流サービスを提供する食品関連事業を主軸に展開しています。同社グループは、松田産業を含む20社の子会社と1社の関連会社で構成されており、それぞれが特定の業界や地域において松田産業の事業を補完しています。

貴金属関連事業では、マツダ環境株式会社や日本メディカルテクノロジー株式会社、北海道アオキ化学株式会社などが、国内外で貴金属の回収や製錬を手掛けています。また、電子材料の生産には、関連会社の日鉄マイクロメタル株式会社がボンディングワイヤなどを製造しています。

食品関連事業では、マツダ流通株式会社が物流を担当し、ガルフ食品株式会社やMatsuda Sangyo Trading(Qingdao)Co.,Ltd.などの子会社が、アジア各国を含む国際市場で食品加工原材料の販売を行っています。これらの事業を通じて、松田産業グループは幅広い産業分野において、国内外で事業を展開しています。

経営方針

松田産業は、貴金属関連事業と食品関連事業を二つの主軸として、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。同社は、限りある地球資源の有効活用と、安全・安心な食品の安定供給を通じて、社会に価値を提供することを企業理念として掲げています。この理念の下、顧客重視、株主重視、人間尊重の三つの基本方針を経営の柱としています。

中期経営計画(2022-2025年度)では、社会変化に適応し、進化し続ける企業への変革を目指しています。この計画の中で、同社は収益基盤の強化と新規収益源の創出、持続的成長を支える経営基盤の強化、そしてESG経営の推進を三つの基本方針としています。具体的な成長戦略としては、資源リサイクルの総合力向上、国内外での市場拡大、安全・安心でサステナブルな商品の開発、技術開発と生産インフラの拡充などに取り組んでいます。

また、経営基盤の強化に関しては、経営人財の創出、多様な人財の活躍推進、DXの推進、ガバナンス強化などに注力しています。ESG経営の推進では、温室効果ガス排出量の削減、ダイバーシティ及び人権デューデリジェンスを始めとするサプライヤー管理への取り組みを優先しています。

松田産業は、これらの戦略を通じて、2025年度の業績目標として連結売上高3,000億円、連結営業利益130億円、連結営業利益率4.3%、連結自己資本利益率(ROE)9.0%、連結総資産経常利益率10.0%を掲げています。これらの目標達成に向け、同社は持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。