事業内容
東北化学薬品株式会社は、化学工業薬品、臨床検査試薬、食品、農薬および関連機器の販売を主な事業としています。また、これらに付随する保守サービスも提供しています。同社は、2つの連結子会社と共に事業を展開しています。
同社の事業セグメントは「インダストリー」「メディカル」「アカデミア・ライフサイエンス」の3つに分かれています。「インダストリー」セグメントでは、ソーダ工業薬品や有機薬品、無機薬品、半導体薬品などを取り扱っています。また、分析機器や食品添加物、農薬なども提供しています。
「メディカル」セグメントでは、一般検査用試薬や血液学的検査用試薬、生化学的検査用試薬などを取り扱っています。さらに、医療機器や検体検査機器、医療用消耗品なども提供しています。このセグメントには、株式会社日栄東海が関与しています。
「アカデミア・ライフサイエンス」セグメントでは、研究用分析試薬や抗体試薬を提供しています。また、分析機器や計測機器も取り扱っています。このセグメントは、主に東北化学薬品株式会社が担当しています。
経営方針
東北化学薬品株式会社は、成長戦略として「ヘッドワーク、フットワーク、ネットワーク」を駆使し、取引先との関係を強化しています。これにより、利益を最大化し、無駄な支出を削減することで生産性向上を目指しています。また、既存事業の深耕と新たな事業の開拓を通じて、粗利益率の拡大を図っています。
同社は、3ヵ年中期経営計画を毎年度更新し、短期経営計画と連動させています。この計画に基づき、売上高337億円、営業利益4億20百万円、経常利益4億90百万円、純利益3億10百万円を目標に掲げています。これにより、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
外部環境の変化に対応するため、東北化学薬品はデジタル推進やSDGs、コーポレート・ガバナンスの強化を重視しています。特に、ロシア・ウクライナ問題の影響を最小限に抑えつつ、2025年9月期に向けてさらなる成長を図る方針です。これにより、持続可能な企業としての地位を確立しようとしています。