小野建【7414】 プライム(内国株式)

鉄鋼・建材商品の販売と一部工事請負を手がけ、九州・中国、関西・中京、関東・東北の3地域で事業展開。

小野建【7414】 プライム(内国株式)

鉄鋼・建材商品の販売と一部工事請負を手がけ、九州・中国、関西・中京、関東・東北の3地域で事業展開。

事業内容

小野建は、その企業集団として、自社および連結子会社4社、非連結持分法非適用子会社3社から成り立っています。このグループは、国内各地で鉄鋼や建材商品の販売、および一部工事請負業務を手掛けています。各地域の拠点では、総合的な戦略を立て、事業活動を展開しています。

小野建の事業セグメントは、地域別の販売体制に基づいて構成されており、「九州・中国」、「関西・中京」、「関東・東北」の3つの報告セグメントに分けられています。これにより、地域ごとのニーズに応じたサービス提供が可能となっています。

具体的には、鉄鋼や建材商品の販売を主軸に据えつつ、それに付随する工事請負業務も行っており、地域社会のインフラ整備や建設業界への貢献を目指しています。各地域での包括的な事業展開を通じて、小野建は幅広い顧客基盤のニーズに応え、事業の拡大を図っています。

経営方針

小野建は、鉄鋼商品及び建設機材の取扱いを主業務とする企業グループであり、経営理念として「少数精鋭主義」を掲げ、創意工夫による成長と企業の安定・発展を目指しています。同社は、人口減少や鉄鋼流通業界の再編、脱炭素社会への移行といった社会情勢の変化に対応し、持続的な成長を実現するために積極的な投資戦略を推進しています。具体的には、投下資本利益率(ROIC)4.5%以上を中期的な経営目標として掲げています。

中長期的な経営戦略として、小野建は「販売エリアの拡大」と「販売シェアの向上」を基本戦略に掲げています。これを実現するために、物流拠点の拡充、工事請負事業の拡大、そして積極的なM&A戦略を推進しています。物流拠点の新増設や在庫商品アイテムの拡大、加工設備の拡充を通じて、収益率の向上と鉄鋼市況に左右されにくい収益の安定化を目指しています。また、工事請負事業では、建材メーカーや工事施工協力会社とのネットワーク構築を推進し、事業の拡大と工種の拡張を図っています。さらに、業界再編の機会を捉え、未進出エリアへの拡大や顧客利便性の向上を目的としたM&A戦略を実行しています。

これらの戦略を通じて、小野建は業界内での差別化を図り、真のリーディングカンパニーを目指しています。同社は、鉄鋼商品市況変動の影響を受けるリスクや、企業間競争に勝ち残るための課題にも積極的に取り組んでおり、各種課題にチャレンジし続けることで、企業の持続的な成長を目指しています。