ヤマハ発動機【7272】 プライム(内国株式)

ランドモビリティ、マリン、ロボティクス、金融サービス、その他の事業を展開し、二輪車や船外機、産業用ロボット、販売金融などを手がける。

ヤマハ発動機【7272】 プライム(内国株式)

ランドモビリティ、マリン、ロボティクス、金融サービス、その他の事業を展開し、二輪車や船外機、産業用ロボット、販売金融などを手がける。

事業内容

ヤマハ発動機は、ランドモビリティ、マリン、ロボティクス、金融サービス、その他の事業セグメントを展開しています。ランドモビリティ事業では、二輪車や四輪バギー、電動アシスト自転車、電動車いす、自動車用エンジンなどを手がけています。これらの製品は、国内外の子会社や関連会社を通じて製造・販売されています。

マリン事業では、船外機やウォータービークル、ボート、漁船・和船を提供しています。船外機はヤマハ熊本プロダクツやタイの子会社で製造され、ウォータービークルはアメリカの子会社で製造されています。これらの製品は、国内外で広く販売されています。

ロボティクス事業では、サーフェスマウンターや半導体製造後工程装置、産業用ロボット、産業用無人ヘリコプターを展開しています。これらはヤマハロボティクスホールディングスの子会社を通じて製造・販売されています。産業用無人ヘリコプターは、ヤマハ発動機自身が製造しています。

金融サービス事業では、ヤマハ発動機の製品に関連する販売金融やリースを提供しています。主にYamaha Motor Finance Corporationなどの海外子会社がこのサービスを展開しています。

その他の事業には、ゴルフカー、発電機、汎用エンジン、除雪機があります。ゴルフカーは国内外で製造され、販売されています。発電機や汎用エンジン、除雪機は主にヤマハモーターパワープロダクツが製造し、国内外で販売されています。

特集記事

経営方針

ヤマハ発動機は、2030年に向けた長期ビジョン「ART for Human Possibilities~人はもっと幸せになれる~」を掲げています。このビジョンのもと、2025年からの新中期経営計画では、コア事業の競争力を高め、新技術を獲得し、人の悦びと環境が共存する社会を目指しています。

新中期経営計画では、事業ポートフォリオをコア事業、戦略事業、新規事業の3つに分けています。コア事業には二輪車事業とマリン事業が含まれ、これらの競争力を再強化し、成長と収益性の両立を図ります。特に、二輪車事業ではデジタル技術を活用したユーザーサービスの強化を進めています。

戦略事業領域では、ロボティクス事業、SPV事業、OLV事業に注力しています。ロボティクス事業では、ワンストップスマートソリューションを進化させ、成長と収益性を両立させることを目指しています。SPV事業では、電動アシスト自転車を通じて事業の成長を図ります。

新規事業領域では、モビリティサービス、低速自動走行、農業の3つの領域に注力し、事業拡大の可能性を見極めながら進めていきます。これにより、ヤマハ発動機は新たな市場機会を捉え、持続可能な成長を目指しています。

財務指標としては、ROE14%、ROIC8%、ROA9%を目指し、株主還元方針としては安定的かつ継続的な配当を行うことを基本としています。環境計画では、気候変動、資源循環、生物多様性の3つの柱を掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。