事業内容
桜井製作所及びその子会社2社、関係会社1社から成る桜井製作所グループは、工作機械および輸送用機械器具の製造、修理、販売を主な事業としています。このグループは、特に二つの主要な事業セグメントに注力しています。
第一のセグメントは、自動車部品製造事業です。この事業では、自動車部品、オートバイ部品、汎用機部品などの製造販売を行っています。このセグメントにおける主な関係会社には、桜井製作所自体とSAKURAI VIETNAM CO., LTD.が含まれます。
第二のセグメントは、工作機械製造事業です。ここでは、ターレックス(多軸ヘッド交換型専用機)、双頭ロータリーフライス盤、各種専用機械などの製造販売を手掛けています。このセグメントでは、桜井製作所とSAKURAI VIETNAM CO., LTD.、さらにSAKURAI U.S.A., Co.が主な関係会社として活動しています。
これらの事業を通じて、桜井製作所グループは、自動車産業や工作機械市場において、高品質な製品とサービスを提供し続けています。グループの事業範囲は、製造から販売、修理に至るまで広範囲にわたり、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。
経営方針
桜井製作所グループは、自動車部品製造と工作機械製造を主軸に事業を展開しており、その成長戦略は、技術革新と市場ニーズの迅速な把握に重点を置いています。同社は、社会への貢献と顧客満足を経営の基本方針とし、個人能力の向上と技術開発への取り組みを通じて、高品質な製品づくりに励んでいます。
競争が激化する市場環境の中、桜井製作所グループは、自動車部品及び工作機械分野において、顧客ニーズを超越した製品開発に注力。技術力の向上と新規顧客の開拓により、納期、品質、コストの面でさらなる向上を目指しています。また、技術の継承も重要な課題と捉え、対策を講じています。
新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の高騰、円安進行など、不透明な経営環境の中でも、桜井製作所グループは、工作機械製造事業において競争力のある標準機の強化と高効率専用機の提案型営業を進め、自動車部品製造事業では、高難度品や高精度品の製造に注力し、航空宇宙産業への展開を含めた成長産業への進出を図っています。特に、電動車(EV)関連製品の割合を増やすことで、脱炭素社会への潮流に対応していく方針です。
さらに、海外子会社との連携を強化し、グループ全体の収益確保に努めるとともに、新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和や半導体不足、原材料価格の高騰への対応策を万全にすることで、激変する時代に対応していく戦略を推進しています。