事業内容
デイトナ及びそのグループ会社は、二輪車部品・用品の企画、開発、卸販売、小売販売を主軸に事業を展開しています。デイトナと連結子会社のダートフリークは、国内外で二輪車部品・用品の企画・開発と卸販売を手掛けており、特に海外では北米・欧州市場への輸出に力を入れています。また、連結子会社のライダーズ・サポート・カンパニーは、千葉県と埼玉県に店舗を構え、二輪車部品・用品の小売販売を行っています。このほか、インドネシアに拠点を置くPT. DAYTONA AZIAも、地域に根ざした卸販売を展開しています。
非連結子会社のオーディーブレインは、モーターサイクルウェアのデザイン制作と「MAX Fritz」ブランドの販売を行っており、自社店舗やフランチャイズ店を通じて製品を提供しています。さらに、デイトナグループは太陽光発電の売電事業やリユースWEB事業も手がけており、多角的なビジネスモデルを構築しています。
これらの事業活動を通じて、デイトナグループは二輪車業界における総合的なサービス提供者としての地位を確立しています。各事業の詳細は、公開されている事業系統図で確認することができます。
経営方針
デイトナは、二輪車部品・用品の企画、開発、卸販売、小売販売を軸に事業を展開しており、その成長戦略は、市場の変化に応じた中期経営計画の策定と実行に基づいています。同社は、ワークライフバランスの推進や新型コロナウイルス感染症の影響によるアウトドア志向の高まりなど、社会環境の変化を捉え、二輪車市場の拡大を追い風として捉えています。2022年度から2024年度の中期経営計画では、新商品の投入や物流、原材料不足への対応を推進し、計画を上回る進捗を達成しています。
デイトナは、多様なニーズに応えるための新商品開発に力を入れており、小人数で構成される開発グループ制を採用しています。また、多品種小ロットの商品提供を実現するため、生産設備を持たず、最適なベンダーに生産を委託しています。これにより、新商品投入を実現し、既存商品の販売低下率をカバーしています。経営指標としては、新商品による売上高構成比、経常利益率14%、自己資本利益率の向上を目指しています。
さらに、デイトナは国内市場における商品力、ブランド力の強化、商品価値の見直しと商品管理の最適化、新規事業投資と事業化の推進、海外市場の展開、持続可能な社会の実現に向けた取り組みなど、幅広い施策を推進しています。特に、新規事業投資には積極的で、2022年7月に新規事業部を設置し、将来的には売上構成比の25%を二輪車関連以外で構成できるよう投資を進めています。
これらの戦略を通じて、デイトナはバイク文化の創造企業として、世界のライダーに支持されるブランドを持つグループ会社を目指し、環境変化に対応した商品・サービスで社会貢献を目指しています。