ジャパンインベストメントアドバイザー【7172】 プライム(内国株式)

金融ソリューション事業を中心に、オペレーティング・リース事業や環境エネルギー事業、不動産小口化事業、プライベート・エクイティ投資事業を展開。

ジャパンインベストメントアドバイザー【7172】 プライム(内国株式)

金融ソリューション事業を中心に、オペレーティング・リース事業や環境エネルギー事業、不動産小口化事業、プライベート・エクイティ投資事業を展開。

事業内容

ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)は、主に金融ソリューション事業を展開しており、特にオペレーティング・リース事業が収益の大部分を占めています。この事業は、日本型オペレーティング・リース(JOL)として知られ、航空機などのリースを通じて投資家に利益を提供します。

JIAのオペレーティング・リース事業では、JPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS)が重要な役割を果たしています。JLPSは、リース物件を取得し、匿名組合を通じてリース事業を運営します。投資家は、匿名組合契約を通じて出資し、リース事業の損益を享受します。

また、JIAは環境エネルギー事業も手がけており、主に太陽光発電事業に関連した手数料や売電収入を得ています。JLPSは、太陽光発電設備の取得や運営を行い、投資家からの出資を受けて事業を展開します。電力会社に電力を販売し、収益を上げています。

不動産事業では、JIAは不動産信託受益権の小口化商品を組成・販売し、手数料収益を得ています。JIAの子会社が不動産を取得し、信託を通じて運用します。投資家は信託受益権を取得し、不動産からの収益を享受します。

さらに、JIAはプライベート・エクイティ投資事業も展開しています。未上場企業に出資し、IPOやM&Aを通じてキャピタルゲインを狙います。直接出資するプリンシパル投資と、ファンドを組成して投資家を募るファンド運営の2つの形態があります。

経営方針

ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)は、金融を通じて社会に貢献することを経営理念とし、日本経済を支える中堅・中小企業の潜在力を引き出すことを目指しています。JIAは、株主や顧客、ビジネスパートナー、役職員に対して、企業価値の増大や信頼の構築を通じて貢献することを重視しています。

JIAは2023年に中期経営計画を発表し、2026年までに事業モデルの進化を図る方針です。特に、オペレーティング・リース事業への依存度を減らし、他の事業の売上拡大を目指しています。これにより、事業ポートフォリオの多様化を進め、安定した成長を実現しようとしています。

JIAの主力事業は、オペレーティング・リース事業、環境エネルギー事業、不動産事業、プライベート・エクイティ投資事業の4つです。これらの事業を通じて、JIAは多様な投資家を獲得し、顧客基盤を拡大することを目指しています。特に、航空機リースで培ったリソースを活用し、資産運用の拡大を図っています。

JIAは、2026年までに当期純利益250億円、親会社株主に帰属する当期純利益の高収益率36%を目指しています。これを実現するために、オペレーティング・リース事業以外の売上構成比を約30%に引き上げ、ROEを25%以上にすることを目標としています。また、配当性向を50%以上に引き上げる方針です。

JIAは、少子高齢化による経済縮小のリスクに対処するため、中堅・中小企業の経営課題解決をサポートする多様なサービスを提供しています。これにより、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させることを目指しています。