村田製作所【6981】 プライム(内国株式)

電子部品、デバイス・モジュール、ヘルスケア機器、ソリューションビジネスの開発・製造販売。

村田製作所【6981】 プライム(内国株式)

電子部品、デバイス・モジュール、ヘルスケア機器、ソリューションビジネスの開発・製造販売。

事業内容

村田製作所は、電子部品及び関連製品の開発、製造、販売を主軸に事業を展開しています。事業は大きく3つのセグメントに分類されます。第一に、コンポーネントセグメントがあり、これにはコンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタなどが含まれます。第二に、デバイス・モジュールセグメントがあり、高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなどを提供しています。最後に、その他のセグメントがあり、ヘルスケア機器やソリューションビジネスなどが含まれます。

村田製作所は、半製品を生産し、これを国内外の生産会社へ供給するとともに、完成品を国内外の顧客や販売会社へ販売しています。販売会社では、村田製作所グループ内で生産された製品の販売及び販売仲介を行っており、米国、中国、オランダなどに重要な販売拠点を持っています。

生産及び販売会社は、村田製作所から供給された半製品を完成品まで加工し、製品として納入する役割を担っています。また、中国、シンガポール、フィリピン、タイなど、世界各地に生産拠点を持ち、コンポーネントやデバイス・モジュールの製造を行っています。

統括会社は、特定地区でのマーケティング活動や関係会社の統括管理を行っており、中国においては中華圏でのマーケティングやエンジニアリング活動、販売会社の統括管理を担っています。

さらに、村田製作所グループは従業員の福利厚生、不動産の賃貸、製品・ソフトウェアの開発・販売など、多岐にわたる業務を行う関係会社を有しています。これらの事業活動を通じて、村田製作所は電子部品業界におけるグローバルリーダーとしての地位を確立しています。

特集記事

経営方針

村田製作所は、電子部品業界におけるイノベーションの先導者として、社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。同社は、長期構想「Vision2030」を策定し、その実現に向けた中期経営戦略「中期方針2024」を推進しています。この戦略では、基盤事業の深化とビジネスモデルの進化、および4つの経営変革を成長戦略として位置づけています。

成長戦略の一環として、村田製作所は技術や社会変化の潮流を大局的に捉え、多様なイノベーションを生み出すために3層構造のポートフォリオ経営を行っています。このアプローチにより、通信、モビリティ、環境、ウェルネスの4つの事業領域を重要な事業機会として位置づけ、価値創出に取り組んでいます。

また、経営変革においては、社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営、自律分散型の組織運営、仮説思考に基づく変化対応型経営、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を4つの柱としています。これらの変革を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、ステークホルダーから信頼され、選ばれ続ける存在であることを目指しています。

中期方針2024では、経営変革の推進、ポートフォリオ経営の実践(高度化)、筋肉質な経営基盤の形成、2030年への備えを3年間で着実に成果につなげることを経営課題として掲げています。これらの取り組みを通じて、村田製作所はグローバルNo.1部品メーカーとしての地位を確立し、社会にとって最善の選択であり続けることを目指しています。