事業内容
ケアネットは、株式会社ケアネットとその子会社10社、関連会社2社で構成されています。最近、株式会社Method360を設立し、Satt株式会社の全株式を取得しました。また、株式会社LinDoを関連会社として持分法を適用しています。過去には、株式会社ヘルスデータサイエンスとリベルタス株式会社の清算手続きを完了し、連結対象から除外しました。
ケアネットは、製薬企業向けの医薬DX事業と医師・医療従事者向けのメディカルプラットフォーム事業を展開しています。医薬DX事業では、製薬企業の営業活動を支援するサービスを提供し、メディカルプラットフォーム事業では、医療教育コンテンツやキャリア支援サービスを提供しています。
医薬DX事業では、MRPlus®やスポンサードWebコンテンツ制作、Web講演会、DI Plusなどのサービスを提供しています。これらのサービスは、製薬企業の医薬情報を医師に配信し、営業活動の効率化を図るものです。特に、MRPlus®は医師の視聴情報をMRに通知し、営業活動を支援します。
メディカルプラットフォーム事業では、CareNeTVやケアネットDVD、ケアネットキャリアなどのサービスを提供しています。CareNeTVはインターネットによる動画配信サービスで、ケアネットDVDはその動画をDVD化して販売します。また、ケアネットキャリアは医師専門の転職情報プラットフォームです。
ケアネットのCareNet.comは、医師・医療従事者向けの会員制サイトで、医療ニュースや患者説明用スライド、特集記事などを提供しています。これにより、医師は最新の医療情報を無料で得ることができます。また、ポイントプログラムやDoctors'Picksなどのサービスも展開しています。
特集記事
経営方針
ケアネットは、医療・医薬の充実を通じて、質の高い医療を提供するサステナブルな社会の実現を目指しています。同社は、医師や医療従事者に向けた教育コンテンツを提供する「CareNet.com」を運営し、23万5千人の医師会員を有しています。このプラットフォームを通じて、製薬企業に対する医薬品の営業支援サービスを展開しています。
ケアネットの成長戦略は、医師会員数の増加と医薬DX事業の売上拡大を目指すことにあります。新たな市場での顧客獲得を図り、環境に適したサービスを開発し続けることが重要とされています。特に、製薬企業のDX化に対応した新しい事業モデルの開発が中長期的な成長の鍵とされています。
同社は、医師会員との関係性強化を優先課題とし、満足度の高い医療情報を提供することで、会員数の増加とアクティブ度の向上を図っています。また、既存の医薬DX事業とCSO事業を融合し、競争力のあるサービスを提供することで、収益基盤の強化を目指しています。
さらに、ケアネットはAIやビッグデータの活用を進め、新規事業の開発に注力しています。製薬企業のDX化に対応した新しい医薬DX事業モデルの開発を進めるため、ベンチャー企業との提携や企業買収を通じて事業ポートフォリオを拡大しています。
管理体制の強化も重要視されており、営業・制作部門の活動を円滑にするために、管理本部機能の強化を進めています。また、製薬企業のニーズに応えるため、コンテンツ制作部門の強化を図り、専門性の高い人材の採用・育成を行っています。