事業内容
OSGコーポレーションは、環境・健康関連機器の製造・販売を主な業務としています。具体的には、電解水素水生成器や浄水器、家庭用電気治療器などを手がけています。これらの製品は、健康志向の消費者に向けたもので、国内外での販売を展開しています。
同社の事業セグメントには、水関連機器事業、メンテナンス事業、HOD(水宅配)事業、FOOD事業があります。水関連機器事業では、電解水素水生成器や浄水器、ウォータークーラーなどを製造・販売しています。国内ではOSGウォーターテックが製造を担当し、中国市場では欧愛水(上海)環保科技有限公司が製造を行っています。
メンテナンス事業では、電解水素水生成器や浄水器の交換用カートリッジ、衛生管理機器用添加液などを提供しています。これらの製品は、OSGウォーターテックが製造し、販売はOSGコーポレーションが行っています。
HOD(水宅配)事業では、冷温水サーバーを消費者に貸し出し、ミネラルウォーターをボトリングして宅配するサービスを提供しています。この事業はエリアライセンスチェーン形式で展開され、全国的にサービスを提供しています。
FOOD事業では、業務用アルカリイオン水を使用した高級食パンの専門店運営やフランチャイズ展開、介護宅配弁当、中華総菜の製造・販売を行っています。これにより、食に関する多様なニーズに応えています。
経営方針
OSGコーポレーションは、第11次5ヶ年計画の初年度として、2026年1月期に向けた成長戦略を掲げています。この計画では、大阪・関西万博や創立55周年記念式典などのイベントを活用し、積極的な販売促進を行う方針です。また、万博では給水スポットを設置し、熱中症対策を推進します。
同社は「FOOD事業」において、新ブランドや業態の多様化、グローバル展開を積極的に進めています。これにより、食に関する多様なニーズに応えるとともに、事業の成長を図ります。特に、業務用アルカリイオン水を使用した高級食パンの専門店運営やフランチャイズ展開に注力しています。
営業体制の強化も重要な課題です。全国に13箇所の事業拠点を持つ同社は、効率的な拠点展開を目指し、人材の確保と育成に取り組んでいます。これにより、全国的な販売ルートの強化を図ります。
新規市場の開拓では、家庭用市場に加え、産業用・業務用市場の成長を見込んでいます。特に、アルカリイオン水のペットボトル飲料市場をアジア諸国で拡大し、衛生管理ビジネスの海外展開も進めています。
メンテナンスシステムの充実も図っています。顧客データベースを活用したシステムをさらに強化し、安定収入の基盤を強化する方針です。新しい情報管理システムの導入も視野に入れています。
海外事業の展開では、中国市場での代理店強化やインドでの現地法人設立を通じて、特にアジア諸国での市場拡大を目指しています。これにより、グローバルな成長を加速させます。
HOD(水宅配)事業では、エリアライセンスチェーン形式での全国展開を進めています。加盟店の早期拡大を目指し、経営資源を提供して安定的な売上と収益を確保します。
新製品の開発にも注力しています。家庭用から業務用・産業用に至るまで、これまで培った技術とノウハウを活用し、より良い製品を開発する方針です。これにより、製品ラインナップの強化を図ります。