セイコーエプソン【6724】 プライム(内国株式)

プリンティングソリューションズ(インクジェットプリンター等)、ビジュアルコミュニケーション(液晶プロジェクター等)、マニュファクチャリング関連・ウエアラブル(産業用ロボット、ウオッチ等)の開発、製造、販売。

セイコーエプソン【6724】 プライム(内国株式)

プリンティングソリューションズ(インクジェットプリンター等)、ビジュアルコミュニケーション(液晶プロジェクター等)、マニュファクチャリング関連・ウエアラブル(産業用ロボット、ウオッチ等)の開発、製造、販売。

事業内容

セイコーエプソンは、プリンティングソリューションズ事業、ビジュアルコミュニケーション事業、マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業の3つの主要セグメントを持つグローバル企業です。これらのセグメントを通じて、同社は幅広い製品とサービスを提供しています。

プリンティングソリューションズ事業では、オフィスや家庭用のインクジェットプリンター、シリアルインパクトドットマトリクスプリンター、ページプリンター、カラーイメージスキャナー、乾式オフィス製紙機などを開発、製造、販売しています。また、商業・産業向けのインクジェットプリンター、インクジェットプリントヘッド、POSシステム関連製品、ラベルプリンターなども手掛けています。

ビジュアルコミュニケーション事業では、ビジネス、教育、ホーム、イベント向けの液晶プロジェクターやスマートグラスなどを提供しています。これらの製品は、独自のマイクロディスプレイ技術やプロジェクション技術を活用しています。

マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業では、産業用ロボット、小型射出成形機、ウオッチ、ウオッチムーブメント、水晶デバイス(水晶振動子、水晶発振器、水晶センサー)、CMOS LSI、金属粉末、表面処理加工など、多岐にわたる製品の開発、製造、販売を行っています。これらの製品は、高度な精密メカトロニクス技術、超微細・超精密加工技術、高密度実装技術、高精度のセンシング技術など、セイコーエプソンの技術力を反映しています。

これらの事業活動を支えるため、セイコーエプソンは国内外の製造・販売関係会社と連携し、グローバルなマネジメント体制を構築しています。同社は、独自の技術開発と製品提供を通じて、さまざまな分野でイノベーションを推進し、顧客のニーズに応えています。

経営方針

セイコーエプソンは、その成長戦略として「Epson 25 Renewed」を掲げています。この長期ビジョンの下、同社は持続可能で心豊かな社会の実現を目指しています。気候変動やCOVID-19など、現代が直面する多様な社会課題に対応するため、セイコーエプソンは「省・小・精の技術」とデジタル技術を融合させ、人・モノ・情報がスマートにつながるソリューションを提供しています。この取り組みは、環境、デジタルトランスフォーメーション(DX)、共創の3つの柱に基づいています。

環境に関しては、「脱炭素」と「資源循環」に取り組み、環境負荷の低減を実現する商品やサービスの提供、環境技術の開発を推進しています。DXでは、強固なデジタルプラットフォームの構築を通じて、顧客のニーズに応えるソリューションの共創とカスタマーサクセスに貢献しています。共創においては、技術や製品群をベースに、さまざまなパートナーとの協業や出資を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。

また、セイコーエプソンは「環境ビジョン2050」を掲げ、2050年に「カーボンマイナス」と「地下資源消費ゼロ」を達成することを目標にしています。これを実現するため、商品やサービス、サプライチェーンにおける環境負荷の低減、循環型経済の牽引、国際的な環境保全活動への貢献など、具体的なアクションを進めています。

事業ポートフォリオの面では、成長領域、成熟領域、新領域に分け、それぞれの領域に応じた経営資源の投下や構造改革、新技術・ビジネスの開発に取り組んでいます。これにより、収益性の確保と将来成長を目指しています。

セイコーエプソンのこれらの戦略は、社会課題の解決に貢献しながら、持続可能な成長を実現することを目指しています。