サンケン電気【6707】 プライム(内国株式)

半導体デバイスの製造・販売を中心に、技術支援や設計、技術情報収集サービスを提供。

サンケン電気【6707】 プライム(内国株式)

半導体デバイスの製造・販売を中心に、技術支援や設計、技術情報収集サービスを提供。

事業内容

サンケン電気とそのグループ会社は、半導体デバイスの製造・販売および関連サービスを提供する事業を展開しています。製造は、石川サンケン株式会社、山形サンケン株式会社、大連三墾電気有限公司、ポーラーセミコンダクターエルエルシーが担当しています。これらの製品は、大連三墾貿易有限公司、アレグロマイクロシステムズエルエルシー、サンケンエレクトリックコリア株式会社などの子会社を通じて販売されています。

また、福島サンケン株式会社やピーティーサンケンインドネシアは製造と販売の両方を手掛けています。販売と技術支援は、サンケンエレクトリックコリア株式会社や三墾電気(上海)有限公司などが行っています。

アレグロマイクロシステムズインクは北米での製品開発、製造、販売を統括し、アレグロマイクロシステムズエルエルシーは製造を、アレグロマイクロシステムズアルゼンチンエスエーは設計を担当しています。これらの製品は、アレグロマイクロシステムズヨーロッパリミテッドや埃戈羅(上海)微電子商貿有限公司を通じても販売されています。

さらに、アレグロマイクロシステムズビジネスディベロップメントインクは販売と技術情報収集サービスを、アドバンスドパワーデバイステクノロジーズ株式会社は開発を行っています。これらの活動を通じて、サンケン電気グループは幅広い半導体デバイス関連の事業を展開していることがわかります。

経営方針

サンケン電気は、2003年に制定された経営理念に基づき、半導体をコアビジネスとして技術力と創造力の革新に努め、独自技術によるグローバルな事業展開を進めています。同社は、企業価値を最大限に高めるため、社会的要請や環境との調和に対する着実な対応を通じて、確固たる経営基盤の確保に邁進しています。

2021年4月からは、2023年度を目標年とする中期経営計画「21中計」を策定し、営業利益率13%以上、売上高1,700億円以上、ROE12%以上を目指しています。この計画の下、サンケン電気は、パワーモジュール、パワーデバイス、センサーを事業ポートフォリオとし、半導体市場の成長率を上回る売上成長を目指しています。

経営方針として、電動化・デジタル化が加速する未来市場に適合した製品での売上・利益拡大、技術的に認められる企業への変革、革新的なものづくりの追求、グローバル競争力の確保、成長市場におけるマーケティング強化とグローバルな販売戦略構築を掲げています。また、働き方改革とデジタル化の推進、多様性を尊重する組織文化の実現、地球環境保全に寄与する製品・技術開発と環境負荷低減活動による持続可能な社会の実現にも取り組んでいます。

サンケン電気は、これらの戦略を実現するために、21中計期間中に予定していた設備投資を増額し、旺盛な需要増にタイムリーに対応できる強靭なサプライチェーンの構築を目指しています。これらの取り組みを通じて、同社は中長期的な市場環境を見据えた成長に向けた戦略投資を進め、次の中期経営計画に繋げていく所存です。