電気興業【6706】 プライム(内国株式)

電気通信関連事業ではアンテナ・反射板・鉄塔の製作、建設、通信機器の製造、高周波関連事業では高周波誘導加熱装置の製造・販売、熱処理受託加工、設備貸付、売電事業を展開。

電気興業【6706】 プライム(内国株式)

電気通信関連事業ではアンテナ・反射板・鉄塔の製作、建設、通信機器の製造、高周波関連事業では高周波誘導加熱装置の製造・販売、熱処理受託加工、設備貸付、売電事業を展開。

事業内容

電気興業及びそのグループ会社は、電気通信関連事業、高周波関連事業、設備貸付事業、売電事業の4つの主要セグメントで事業を展開しています。電気通信関連事業では、アンテナ、反射板、鉄塔などの製作、建設、各種電気通信施設・通信機器の製造、建設を手掛けています。このセグメントには、㈱デンコー、㈱電興製作所、㈱ディーケーシー、フコク電興㈱、DKKシノタイエンジニアリング㈱などの子会社が関連しており、それぞれが鉄鋼工作物の製作販売、金属加工、機械加工、建設工事の施工などを行っています。

高周波関連事業では、高周波誘導加熱装置の製造・販売や高周波熱処理受託加工を行っており、デンコーテクノヒート㈱や高周波工業㈱などの子会社がこのセグメントに貢献しています。これらの会社は、高周波熱処理受託加工、高周波誘導加熱装置の製造・加工、メンテナンス、販売業務援助などを提供しています。

その他の事業として、電気興業は設備貸付事業と売電事業も手がけており、所有する土地・建物の賃貸や太陽光売電事業を展開しています。これらの事業を通じて、電気興業グループは多岐にわたる産業分野でのニーズに応え、総合的なサービスを提供しています。

経営方針

電気興業及びそのグループ会社は、中期経営計画「DKK-Plan2025」を策定し、サステナビリティ経営の推進による企業価値の向上を基本方針としています。同社は、社会課題の解決を通じた持続的な成長を目指し、事業活動を展開しています。具体的には、「職場風土・働き方改革」「コーポレートガバナンスの強化」「社会インフラ整備への貢献」「環境経営の推進」「新規事業の創出」の5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。

成長戦略としては、「新規事業の創出」、「既存事業の更なる拡大」、「経営基盤の強化」の3つを掲げています。新規事業の創出では、無線技術を活用した市場開拓や高周波関連事業における新たな需要獲得に注力しています。既存事業の拡大においては、社会インフラに関わる事業の拡大や新技術の投入による収益基盤の拡大を目指しています。また、経営基盤の強化では、技術革新に対応するための研究開発や資本政策の推進、コーポレートガバナンスの強化に取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、電気興業グループは「未来の当たり前をつくる企業(Pioneering the future)」を目標に掲げ、中長期的な成長を目指しています。同社は、サステナビリティ経営を推進し、社会課題の解決に貢献することで、企業価値の向上を図っていく方針です。