不二電機工業【6654】 スタンダード(内国株式)

制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器の製造・販売を行う、カムスイッチやLED表示灯などを含む。

不二電機工業【6654】 スタンダード(内国株式)

制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器の製造・販売を行う、カムスイッチやLED表示灯などを含む。

事業内容

不二電機工業は、電気制御機器の製造および販売を主軸に事業を展開しています。同社の製品ラインナップは、制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器など多岐にわたります。これらの製品は、電気制御機器の製造加工及び販売事業が売上の90%以上を占めるため、製品分類ごとに紹介されています。

制御用開閉器セグメントでは、カムスイッチ、補助スイッチ、鉄道車両用スイッチ、押しボタン・車掌スイッチ、ドラムスイッチ、遮断端子台などがあります。接続機器セグメントには、端子台、高耐圧端子台、断路端子台、コンデンサ内蔵端子台、コネクタ、コネクタ端子台、試験用端子、大電流接触子が含まれます。

表示灯・表示器セグメントでは、LED表示灯・集合表示灯、電磁式表示器、落下式故障表示器、鉄道車両用表示灯を提供しています。電子応用機器セグメントには、アナンシェータリレー、ボルテージリレー、インターフェイスユニット、テレフォンリレーがあります。

これらの製品は、Web EDI(Web Electronic Data Interchange)を通じてユーザーに届けられる流れを持っています。不二電機工業は、これらの製品群を通じて、電気制御機器市場におけるニーズに応えています。

経営方針

不二電機工業は、1953年の創業以来、電気制御機器の専業メーカーとして、品質、コスト、納期などで顧客の信頼を築いてきました。同社は、急激に変化する市場環境と多様化するユーザーニーズに対応するため、「共創共生」の関係を重視し、技術力の向上と最良の製品提供を目指しています。経営体質の強化に向け、新製品開発のスピードアップ、品質向上、コストダウン、IT化、人材育成に経営資源を集中し、ステークホルダーから信頼される企業づくりを進めています。

経営戦略として、2027年1月期に売上高5,000百万円を目標とする「STEP50」経営計画を策定しました。2021年2月から始まった3ヵ年の中期経営計画では、2024年1月期に売上高4,500百万円を目標としていましたが、新型コロナウイルスの影響や市場競争の激化により、目標を4,000百万円に修正しました。電力・重電機器市場の深耕、デジタル化対応機器の開発、海外市場での販売網強化といった取り組みを進めています。

また、企業価値と株主利益の向上を目指し、自己資本当期純利益率(ROE)5.0%以上、1株当たり当期純利益(EPS)80円以上を経営指標として設定しています。電力・重電機器市場の主力として、デジタル化や脱炭素電源の拡大など、事業環境の変化をチャンスと捉え、次世代製品の開発や収益力の強化、コスト改善に取り組んでいます。さらに、2022年6月には「SDGs宣言」を行い、社会インフラの適切な稼働支援や温室効果ガス排出量削減など、持続可能な世界の実現に向けた取り組みを進めています。