ダイヘン【6622】 プライム(内国株式)

変圧器、溶接機、産業用ロボット、プラズマ発生用電源、クリーン搬送ロボットの製造、販売、修理を手掛ける。

ダイヘン【6622】 プライム(内国株式)

変圧器、溶接機、産業用ロボット、プラズマ発生用電源、クリーン搬送ロボットの製造、販売、修理を手掛ける。

事業内容

ダイヘン株式会社とそのグループ企業(子会社36社及び関連会社6社)は、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業内容としては、各種変圧器、受変電設備、開閉器、制御通信機器、分散電源機器、充電システム機器などの電力機器事業、各種溶接機、プラズマ切断機、産業用ロボットなどの溶接メカトロ事業、プラズマ発生用電源、クリーン搬送ロボットなどの半導体関連機器事業、そして不動産賃貸事業等のその他の事業を手掛けています。

電力機器事業では、ダイヘン株式会社をはじめとする多数の連結子会社や関連会社が製造から販売、サービス提供までを行っており、国内外で幅広い製品を提供しています。溶接メカトロ事業では、産業用ロボットや溶接機器の開発からサポートまでを一貫して行い、グローバルに事業を展開。特に、OTC DAIHENグループとしての海外展開に力を入れています。

半導体関連機器事業では、半導体製造プロセスに必要なプラズマ発生用電源やクリーン搬送ロボットを提供し、高度な技術力で半導体産業を支えています。また、不動産賃貸事業を通じて、グループの安定した収益基盤の一角を担っています。

さらに、ダイヘンビジネスサービス株式会社を通じて、グループ内の高齢者再雇用にも取り組んでおり、社会的責任の一環として人材の活用を進めています。これらの事業を通じて、ダイヘン株式会社グループは多岐にわたる産業分野でのニーズに応え、技術革新を推進しています。

経営方針

ダイヘン株式会社は、その中期経営計画「Step Up 2023」を通じて、電力変換技術、高精度・高速制御技術、高周波技術などの独自技術と最先端技術の融合を図り、重点分野の社会課題解決に貢献することを目指しています。同社は、脱炭素社会実現への貢献を目的とした「Green Solutions」、労働力不足の解決などに対応する「Tailored Solutions」の推進に注力しており、経済的価値と社会的価値の両立を目標に掲げています。

また、開発強化のためのコスト削減や、モジュール設計による究極の自動化、業務フローの見直しによる間接業務の効率化など、内部からの資金生産を目指す取り組みも進めています。営業面では、EV向け充電システムや再生可能エネルギー発電事業者向けEMSなど、新たな事業領域での販売拡大を図り、最適なパートナーとの関係構築や販売網の整備を進めています。

さらに、自由闊達で活気ある風土づくりや、全社最適型のリスク管理体制の構築により、企業価値の向上に努めています。これらの戦略は、2023年度に向けた基本目標として、売上高2,000億円以上、営業利益率10%以上、ROE12%以上、開発費率6%以上、配当性向30%以上を掲げ、実現を目指しています。

ダイヘン株式会社は、これらの成長戦略を推進することで、厳しい事業環境の中でも増収増益を確保し、社会課題の解決に貢献する開発投資に重点を置き、各事業の強化と業績の向上を図り、企業価値の向上を目指しています。