事業内容
ジェイエイシーリクルートメントは、国内外で人材紹介事業を展開しています。同社は、東京本社をはじめとする日本各地の支店と、連結子会社であるJAC International、キャリアクロス、バンテージポイント、JAC Recruitment International Ltd(シンガポール本社)を通じて事業を行っています。
JAC Internationalは、英語での交渉が必要な国内外資系企業の中高額案件に特化しています。一方、バンテージポイントは金融業界やコンサルティング業界を中心にエグゼクティブ・サーチを行っています。キャリアクロスは、バイリンガル人材をターゲットにした求人情報サイト「キャリアクロス」を運営し、求人広告事業を展開しています。
JAC Recruitment International Ltdは、アジア諸国と欧米の10ヶ国で人材紹介事業を行っています。これにより、ジェイエイシーリクルートメントは国際的な人材ニーズに応える体制を整えています。人材紹介事業では、成功報酬方式と前金方式を併用し、企業に最適な人材を紹介しています。
求人広告事業では、キャリアクロスが運営するサイトに求人を掲載し、前課金方式と成功報酬方式を併用しています。特にバイリンガル人材を必要とする外資系企業や日系企業を対象に、求人広告の獲得を進めています。
特集記事
経営方針
ジェイエイシーリクルートメントは、成長戦略として「JAC as No.1」を掲げ、世界一の人材紹介プロフェッショナル集団を目指しています。このビジョンの実現に向け、サービス品質の向上と収益性の強化を両立させるための成長投資を積極的に行っています。
同社は、日本国内のホワイトカラー人材紹介市場でのシェア拡大を軸に、グローバル市場でも「No.1」を目指しています。特に、専門性の高いポジションやミドルマネージメントからエグゼクティブポジション、グローバル人材のポジションに注力し、市場シェアの拡大を図っています。
国内求人広告事業では、キャリアクロスとの連携を深め、グローバル領域での人材集客力を強化しています。前課金型から成功報酬型へのビジネスモデル転換を進め、売上拡大を目指しています。これにより、求人広告と人材紹介の相互補完によるビジネスシナジーを発揮しています。
海外事業では、アジアや欧米の厳しい市場環境に対応し、特に日系企業の進出が目覚ましい米国市場での事業拡大を推進しています。これにより、売上総利益の増加を図り、収益性の改善を目指しています。
中期経営計画では、2027年までに連結売上高591億円、連結営業利益144億円、連結当期純利益100億円を目指しています。高い資本収益性を維持し、株主価値の拡大を図ることを重視しています。