事業内容
インタースペースは、インターネットを活用したプロモーションやメディア運営を行う企業で、子会社12社と持分法適用会社1社を含むグループを形成しています。主な事業セグメントは「パフォーマンスマーケティング事業」と「メディア事業」です。
パフォーマンスマーケティング事業では、インタースペースはアフィリエイトサービス「アクセストレード」や店舗向けDXソリューション「モバイルウインドウ」、Webマーケティングツール「SiteLead」を提供しています。「アクセストレード」は成果報酬型広告モデルで、広告主が成果に応じて広告料を支払う仕組みです。
「モバイルウインドウ」も同様に成果報酬型で、スマートフォン向けコンテンツを提供する企業が主な顧客です。インタースペースは、これらのサービスを通じて、システム提供やパートナー募集、販売促進支援を行い、成果報酬やシステム使用料で収益を得ています。
メディア事業では、インタースペースは「ママスタ」や「saita」などのコンテンツメディアを運営し、広告収入を得ています。また、「塾シル」や「転職派遣サーチ」などの比較・検討メディアも提供し、成果報酬型のビジネスモデルを採用しています。
「ママスタ」は日本最大級のママ向け情報プラットフォームで、子育て情報やコミュニティ機能を提供しています。「塾シル」は学習塾情報を無料で提供し、ユーザーは資料請求や体験授業を申し込むことができます。これらのメディアは、広告ネットワークを通じて収益を上げています。
特集記事
経営方針
インタースペースは、「Win-Winをつくり、未来をつくる。」というミッションのもと、成長戦略を推進しています。中期経営計画(2023年10月~2026年9月)では、アジア市場でのパフォーマンスマーケティング領域でトップポジションを目指しています。この計画に基づき、既存事業の安定化と成長事業への投資を進めています。
具体的には、日本や東南アジアで展開するアフィリエイトサービス「アクセストレード」の強化や、コンテンツメディア「ママスタ」の収益向上を図っています。また、マーケティングソリューション領域への投資や、SEO・インフルエンサー媒体の拡大、比較・検討メディアの強化にも注力しています。これにより、データベースメディアの構築を進めています。
インタースペースは、売上高や営業利益、ROEを重視した経営指標を設定しています。2025年9月期には売上高90億円、営業利益7.5億円、ROE7.0%以上を目標とし、2026年9月期には売上高100億円、営業利益15億円、ROE15%以上を目指しています。これにより、持続的な成長を実現しようとしています。
経営環境としては、インターネット広告市場の拡大が見込まれています。インタースペースは、国内外でのパフォーマンスマーケティング事業の強化や、メディア事業の収益基盤の安定化を図ることで、成長を続ける計画です。特に、海外事業では現地人材の採用や広告カテゴリの最適化を進め、事業基盤の確立に努めています。