東洋電機製造【6505】 スタンダード(内国株式)

交通、産業、ICTソリューション事業を展開し、鉄道車両用電機品、産業用生産・加工設備用システム、駅務機器システムなどを手がける。

東洋電機製造【6505】 スタンダード(内国株式)

交通、産業、ICTソリューション事業を展開し、鉄道車両用電機品、産業用生産・加工設備用システム、駅務機器システムなどを手がける。

事業内容

東洋電機製造は、交通、産業、ICTソリューションの3つの主要事業セグメントを持つ企業です。同社及びそのグループ会社は、これらのセグメントにおける電気機械器具の製造及び販売、並びに関連する工事を手掛けています。

交通事業部では、鉄道車両用電機品、新交通システム車両用電機品、特殊車両用電機品、鉄道用電力貯蔵装置などを提供しています。このセグメントには、東洋工機株式会社や泰平電機株式会社など、国内外に複数の関連会社があります。

産業事業部では、産業用生産・加工設備用システム、自動車試験システム、発電・電源システム、上下水道設備システム、車載用電機品などを扱っています。このセグメントには、東洋産業株式会社や株式会社ティーディー・ドライブなどが含まれます。

ICTソリューション事業部では、駅務機器システムやIoTソリューション(クラウド型遠隔監視制御システム)を提供しており、これらの技術は、効率的な運用管理やサービスの向上に貢献しています。

東洋電機製造は、これらの事業を通じて、交通、産業、ICT分野での技術革新と社会の発展に貢献しています。

経営方針

東洋電機製造は、経営理念として社会・顧客への貢献、進取創造の気風の養成、品質第一の徹底を掲げています。また、サステナビリティ方針を基に、社会の持続的な発展に貢献する取り組みを進めています。これには、製品・サービス、生産活動、人と地域を大切にする取り組みの3つの視点から、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた活動が含まれます。

同社は「中期経営計画2026」を策定し、企業価値の回復・向上を目指しています。この計画では、新しい事業・製品の拡大、既存事業の収益体質の徹底的な改善、資本コストを意識した資産効率の改善の3つの基本方針を掲げています。これらの方針を通じて、ROE8%の達成を目標としています。

具体的な取り組みとしては、全社横断的な新事業領域の開発強化・迅速化を推進し、電動化やDX化、脱炭素化への対応を図ること、生産効率の向上と適正な売価確保から収益力を抜本強化すること、政策保有株式の縮減や事業毎の資本効率性の検証を通じた経営資源の再配分を検討することが挙げられます。

また、サステナビリティ方針に基づいた取り組みも強化しており、事業活動を3つの視点から整理し、重要課題の取り組みを進めています。これにより、環境負荷軽減に向けた世界的な流れの中で、同社グループの社会・産業インフラ製品の需要拡大が期待されます。