前澤工業【6489】 スタンダード(内国株式)

上下水道用水処理機械設備、産業用水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備の製造・販売・修繕・維持管理、上下水道用弁・栓・門扉の事業、水処理機械・機器のメンテナンス事業。

前澤工業【6489】 スタンダード(内国株式)

上下水道用水処理機械設備、産業用水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備の製造・販売・修繕・維持管理、上下水道用弁・栓・門扉の事業、水処理機械・機器のメンテナンス事業。

事業内容

前澤工業グループは、環境関連分野の社会資本整備に注力しており、主に上下水道用水処理機械設備、産業用水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備の製造、販売、修繕、維持管理、運営を行っています。同社グループは、前澤工業および連結子会社1社、非連結子会社1社、持分法非適用関連会社2社で構成されています。

事業内容は大きく分けて3つのセグメントに区分されます。第一の「環境事業」セグメントでは、上下水道用および産業用の水処理機械設備や有機性廃棄物資源化設備に関する事業を展開しています。第二の「バルブ事業」セグメントでは、上下水道用の弁、栓、門扉などの製造・販売を手掛けています。最後に、「メンテナンス事業」セグメントでは、上下水道用水処理機械設備・機器の修繕、据付工事、維持管理などを行っており、この部門は連結子会社である前澤エンジニアリングサービスが担当しています。

また、持分法非適用関連会社は、浄水場排水処理施設等の整備・運営を行っており、同社グループの環境事業の一翼を担っています。ただし、非連結子会社であるウォーテック北海道は、現在事業を休止しているため、事業内容の記載はありません。

これらの事業を通じて、前澤工業グループは環境保全と社会資本の整備に貢献しています。

経営方針

前澤工業グループは、水と環境に関連する技術とサービスを提供することで、社会に貢献することを目指しています。同社は、上下水道用水処理機械設備、産業用水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備の製造、販売、修繕、維持管理、運営を行っており、環境事業、バルブ事業、メンテナンス事業の3つのセグメントを中心に事業を展開しています。

同社グループは、少子高齢化に伴う人口減少、技術者不足、施設・設備の老朽化など、上下水道事業における多くの課題に直面しています。これらの課題に対応するため、自然災害への防災・減災対策やエネルギー問題への取り組みを強化しています。

中期3カ年経営計画(令和3年度~令和5年度)では、「新たな成長への飛躍」をスローガンに掲げ、「事業領域の拡充」、「収益基盤の強化」、「持続的成長を支える経営基盤の強化」の3つの施策を推進しています。具体的には、CO2削減、官民連携、新興国における水インフラ需要への対応、再エネ・省エネ技術の拡充、ASEAN地域における水インフラビジネスの基盤構築などに取り組んでいます。

また、収益基盤の強化に向けては、顧客ニーズを捉えた技術開発、更新提案、生産の効率化、メンテナンス事業の拡大などに注力しています。さらに、持続的成長を支える経営基盤の強化として、人材育成、働きがいのある職場づくり、DXの推進、環境負荷低減に貢献する事業活動、ガバナンス機能の充実に努めています。

これらの取り組みを通じて、前澤工業グループは水関連企業、環境関連企業として国内外に貢献し、持続的な発展を目指しています。同社グループは、変化する事業環境に注視し、適切な対応を行うことで、不透明な状況の中でも成長を続ける企業づくりに取り組んでいます。