事業内容
TVEは、国内外の連結子会社4社とその他の関係会社1社を含むグループで、主に産業用バルブの開発、製造・販売、メンテナンス、電気設備関連工事、地域復興、廃炉事業を展開しています。これらの事業は、バルブ事業、製鋼事業、電気設備関連事業、その他の事業セグメントに分かれています。
バルブ事業では、原子力発電所や火力発電所向けの高温高圧バルブを中心に、船舶用や石油化学プラント用の産業用バルブを製造・販売しています。また、現地での修理・改造を可能にする特殊工法も開発しています。関係会社にはトウアサービス株式会社とTVE GLOBAL ASIA PACIFIC Pte.Ltd.があります。
製鋼事業では、鋳鋼製品の製造・販売を行っています。この事業は、TVEの製品ラインナップの一部として、産業界における多様なニーズに応えています。
電気設備関連事業では、原子力発電所や東日本地区での電気設備工事を手がけています。関係会社としては、太陽電業株式会社がこの分野での活動を支えています。
その他の事業には、福島県を拠点とした地域復興事業と、福井県を拠点としたクリアランス金属のリサイクルを主とするリファインメタル事業があります。これらの事業は、地域社会への貢献と持続可能な資源利用を目指しています。関係会社にはTVEリファインメタル株式会社があります。
経営方針
TVEは、バルブ製品の製造からメンテナンスまでを一貫して提供し、原子力発電所や火力発電所の安全運転を支える企業です。同社は、顧客満足度の向上と社会貢献を目指し、信頼される企業としての地位を確立することを経営方針としています。
TVEの中期経営計画「中計2023」は、安定成長と持続的収益性の確保を目指しています。売上高100億円、営業利益7億円を目標に掲げ、既存事業の深化と新たな収益基盤の獲得を進めています。これにより、企業価値の向上を図ります。
同社は、持続可能な成長を支えるために6つのマテリアリティを特定し、各部門で施策を立案しています。これにより、外部環境の変化に対応し、企業価値の向上を目指しています。特に、バルブ事業やリファインメタル事業の推進に注力しています。
TVEは、リファインメタル事業を通じて、廃止原発からの金属廃棄物のリサイクルを進めています。これにより、循環型社会の形成に貢献し、持続可能な資源利用を目指しています。新工場の建設も進め、事業の拡大を図っています。
サステナビリティ経営を推進するため、TVEは「サステナビリティ委員会」を設置しました。委員会は、ESGに関する経営方針の策定や施策の推進を行い、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。