ツバキ・ナカシマ【6464】 プライム(内国株式)

精密ボール、精密ローラー、ボールねじ、送風機の製造販売を行い、自動車、工作機械、環境技術、医療など多岐にわたる分野で使用される製品を提供。

ツバキ・ナカシマ【6464】 プライム(内国株式)

精密ボール、精密ローラー、ボールねじ、送風機の製造販売を行い、自動車、工作機械、環境技術、医療など多岐にわたる分野で使用される製品を提供。

事業内容

ツバキ・ナカシマは、奈良に本社を置き、国内外の連結子会社23社を含むグローバルな事業体です。同社は、精密ボール、精密ローラー、ボールねじ、送風機の製造販売を主な事業としています。これらの製品は、自動車、工作機械、風力発電機、電気自動車、5G技術をサポートする半導体製造装置など、幅広い分野で使用されています。

プレシジョン・コンポーネントビジネスは、同社グループ売上収益の約95%を占め、20,000種類を超える高品質な精密ボールを提供しています。これらの精密ボールは、ボールベアリングの重要な構成要素として、製品の品質と信頼性を高める役割を果たしています。また、セラミックボールは、軽量で高強度、耐摩耗性、耐熱性、耐蝕性に優れ、工作機械のスピンドルモーターやターボチャージャー、高速で回転する歯科用ドリルなどのベアリングに使用されています。

リニアビジネスでは、工作機械等に使用されるボールねじや中・大型送風機を製造販売しており、同社グループ売上収益の約5%を占めています。ボールねじは、工作機械、射出成形機、半導体製造装置、産業ロボット、計測機器、医療機器など、多岐にわたる用途に使用されています。

ツバキ・ナカシマは、その高度な技術力と幅広い製品ラインナップで、自動車から産業機械、さらには環境に優しい未来を創造する技術まで、多様なニーズに応えています。

経営方針

ツバキ・ナカシマは、精密ボールやローラー、ボールねじ、送風機の製造販売を行うグローバル企業です。同社は、自動車や工作機械、風力発電など多岐にわたる分野で使用される製品を提供し、特にプレシジョン・コンポーネントビジネスが売上の大部分を占めています。

経営方針として、ツバキ・ナカシマは「さらなる利益ある成長」を目指し、企業価値の継続的な向上を掲げています。この目標達成のため、成長性、収益性、現金収支のバランスを重視し、売上収益、EBITDA、フリーキャッシュフローに注目して経営管理を行っています。

中長期的な経営戦略として、不採算事業の見直しや米国事業の立て直しを通じて稼ぐ力の回復を図る一方で、開発スピードの向上やDXへの取り組み強化などにより、Best in Classのものづくり企業を目指しています。また、人財への投資やM&A推進など、企業価値の向上に資する施策を積極的に実行しています。

昨年、ツバキ・ナカシマは新株予約権付社債を発行し、アドバンテッジアドバイザーズ株式会社と事業提携を締結。この提携により、資金調達、人財採用、経営管理体制の強化など、同社の企業価値向上に向けた取り組みが加速しています。これらの施策を通じて、ツバキ・ナカシマは安定的な利益の創出と、さらなる成長を目指しています。