フジ日本精糖【2114】 スタンダード(内国株式)

精糖、機能性素材、不動産、その他食品事業を展開、精製糖や食品添加物、切花活力剤「キープ・フラワー」、不動産賃貸などを手がける。

フジ日本精糖【2114】 スタンダード(内国株式)

精糖、機能性素材、不動産、その他食品事業を展開、精製糖や食品添加物、切花活力剤「キープ・フラワー」、不動産賃貸などを手がける。

事業内容

フジ日本精糖は、精糖、機能性素材、不動産、およびその他食品の4つの主要な事業セグメントを展開しています。精糖事業では、精製糖や砂糖関連製品の製造販売を行っており、南栄糖業株式会社や太平洋製糖株式会社などの関連会社を通じて、粗糖の生産や精製糖の製造を手掛けています。また、協立食品株式会社は、フジ日本精糖が製造した製品の販売や国産原料糖の仕入れを行っています。

機能性素材事業では、食品添加物の製造加工販売や、機能性食品素材「イヌリン」の製造販売を行っています。このセグメントでは、果汁や香料などの機能性食品素材の仕入販売、天然添加物素材の仕入販売、機能性食品のブレンド製造販売、プラントベーストミートの製造販売などを手掛けています。また、切花活力剤「キープ・フラワー」の製造販売も行っています。

不動産事業では、フジ日本精糖が所有する土地建物の賃貸やその他不動産関連事業を展開しています。

その他食品事業では、タイ国においてパンなどの食品販売を行っており、FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.やDAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.がこのセグメントに含まれます。

これらの事業を通じて、フジ日本精糖は多岐にわたる製品とサービスを提供し、幅広い顧客ニーズに応えています。

経営方針

フジ日本精糖は、精糖、機能性素材、不動産、およびその他食品の4つの主要事業を展開しており、その成長戦略においては、収益力の向上、事業の多角化、海外展開への挑戦、企業ガバナンスの強化と社内体制の充実、人材の育成・確保を重点領域としています。同社は、精糖事業と不動産事業を中核に据えつつ、機能性素材事業を中心に非砂糖分野の成長を目指しています。また、連結子会社の業容拡大を促進し、新規事業の発掘にも注力しています。

海外展開においては、タイ子会社を中心に輸出、輸入、三国取引を拡大し、海外事業の成長を加速させる方針です。企業ガバナンスの強化と社内体制の充実に向けては、公正で透明性のある企業活動を推進し、組織や制度の適宜検討対応できる体制を確立することを目指しています。人材育成に関しては、多様化、グローバル化する市場に対応できる人材を教育し、新しい人事評価制度を導入することで、社員一人ひとりの成長を促しています。

経営の効率化による企業価値の向上を目指し、売上高成長率やROE(自己資本利益率)8%以上を重要な経営指標として設定しています。これらの戦略を通じて、フジ日本精糖は、不透明な将来に対し、盤石な財務基盤を維持し、事業環境変化に対する柔軟かつ迅速な対応を図りながら、中期経営計画の実現に向けて努力しています。