アネスト岩田【6381】 プライム(内国株式)

圧縮機(スクリューコンプレッサ)、真空機器、塗装機器(エアーブラシ)の製造販売を手掛ける。

アネスト岩田【6381】 プライム(内国株式)

圧縮機(スクリューコンプレッサ)、真空機器、塗装機器(エアーブラシ)の製造販売を手掛ける。

事業内容

アネスト岩田は、圧縮機、真空機器、塗装機器・設備の製造販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、アネスト岩田本体と子会社32社、関連会社2社で構成され、製品市場や製品用途の類似性から単一事業構成を取っています。日本国内における販売機能は主にアネスト岩田が担当し、海外では各地域に合わせた製品やサービスを提供するため、地域ごとに販売機能を持つ子会社を設立しています。

製造機能に関しては、日本国内のアネスト岩田の工場のほか、海外に工場を持つ子会社が担当しています。特に、スクリューコンプレッサなどの圧縮機やエアーブラシなどの塗装機器については、独自ブランドの製品を製造し、所在地域以外の地域の顧客に直接またはグループ会社経由で販売している場合があります。

アネスト岩田は、国内外の市場において、高品質な製品とサービスを提供することで、幅広い産業分野に貢献しています。各子会社の詳細や事業内容の変更については、公式の報告書や財務諸表の注記事項で確認することができます。

経営方針

アネスト岩田は、100年企業を目指し、顧客の立場に立った高性能かつ高品質な製品とサービスの提供を核としたグループ経営ビジョンを掲げています。同社は、コストダウンや社内コア技術に基づく改良型商品開発から一歩進み、市場のニーズを捉え、多様な企業とのコラボレーションを通じて柔軟な企業へと変革を目指しています。また、世界No.1を目標に、全従業員が一丸となり、革新的な技術・製品の開発に努めています。

2023年3月期より開始された新たな中期経営計画では、成長市場を海外に位置付け、真の開発型企業としての立場を強化しています。この計画に基づき、全ての顧客に感動を与える商品開発と高性能・高品質の提供を継続する方針です。数値目標として、2025年3月期には連結売上高555億円以上、連結営業利益65億円以上、ROE10%以上を目指しています。

同社は、専業メーカーとして社会課題の解決に貢献する製品・技術の創造を使命とし、社会的価値の追求を通じて新たなビジネスチャンスの獲得を目指しています。基本戦略として、世界各地域に見合った「ONLY ONE」の商品の開発、「NUMBER ONE」のシェア獲得、子会社間のシナジー活用、サービスビジネス拡大とビジネスモデルの変革、新規事業の開発、サステナビリティ経営の強化を挙げています。

アネスト岩田は、エネルギーや原材料の価格高騰、地政学的リスクなどの不確実性に左右されない強力な経営基盤の確立を目指し、事業拡大の主戦場を海外市場に位置付けています。新規事業の開発やグローバル展開を推進するための人的投資や開発投資を拡大し、100周年を超えて全ての顧客に感動を提供する真の開発型企業を目指しています。