日機装【6376】 プライム(内国株式)

工業部門ではインダストリアル、航空宇宙、深紫外線LED事業を展開し、医療部門ではメディカル事業を手がける。

日機装【6376】 プライム(内国株式)

工業部門ではインダストリアル、航空宇宙、深紫外線LED事業を展開し、医療部門ではメディカル事業を手がける。

事業内容

日機装は、工業部門と医療部門の2つの事業セグメントを持ち、それぞれで多様な製品やサービスを提供しています。工業部門はインダストリアル事業、航空宇宙事業、深紫外線LED事業に分かれています。医療部門はメディカル事業のみで構成されています。

インダストリアル事業では、産業用ポンプやシステム、液化ガス関連機器を提供しています。キャンドモータポンプや往復動ポンプ、極低温用ポンプなどが主な製品です。これらは日機装やその関連会社で製造されています。

航空宇宙事業では、民間航空機向けの炭素繊維強化プラスチック成形品や金属接着部品を製造しています。逆噴射装置部品や主翼部品、人工衛星用部品なども手がけています。これらの製品は、日機装やその関連会社で生産されています。

深紫外線LED事業では、深紫外線LED関連製品を提供しています。これらの製品は、日機装や白山技研、福機装股份有限公司などで製造されています。

医療部門のメディカル事業では、血液透析関連製品を中心に提供しています。多用途透析装置や透析用剤溶解装置、人工腎臓透析用剤などが含まれます。これらは日機装やその関連会社で製造されています。

また、ヘルスケア事業では、深紫外線LED流水殺菌機器や空調設備向け除菌・消臭ユニットを提供しています。その他、アフェレシス関連製品やマイクロ波外科手術用エネルギーデバイスも取り扱っています。

経営方針

日機装は、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、独自の技術を活かして社会に貢献することを基本方針としています。特に、流体を扱う多様な産業や航空宇宙、透析医療などの分野で、他にない技術を提供することを経営理念としています。

中期経営計画「Nikkiso 2025 フェーズ2」では、低・脱炭素関連の新市場拡大を視野に入れ、2025年以降の成長に向けた経営基盤の強化を進めています。技術力の向上や事業ポートフォリオの再構築を通じて、収益力の向上を図ることが目標です。

日機装は、資本収益性を重視した事業ポートフォリオを構築し、収益力向上で得た資金を成長分野や新市場創出に向けた研究・技術開発に投入する体制を整えています。これにより、長期的なサステナビリティ経営を実現することを目指しています。

インダストリアル事業では、低・脱炭素関連の受注拡大を図り、事業ポートフォリオの転換を進めています。航空宇宙事業では、収益源の多様化や生産効率の向上を通じて、収益率の回復を目指しています。メディカル事業では、米国市場進出を強化し、収益力の回復を図っています。