荏原製作所【6361】 プライム(内国株式)

建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子の5つの事業セグメントを持ち、標準ポンプや真空ポンプ、都市ごみ焼却プラントなどを手がける。

荏原製作所【6361】 プライム(内国株式)

建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子の5つの事業セグメントを持ち、標準ポンプや真空ポンプ、都市ごみ焼却プラントなどを手がける。

事業内容

荏原製作所は、5つの主要な事業セグメントを持ち、それぞれの分野で製造、販売、工事、保守、サービスを提供しています。これらの事業は、建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子に分かれています。

建築・産業セグメントでは、建築設備や産業設備向けに標準ポンプ、冷熱機械、送風機を提供しています。荏原冷熱システムや荏原風力機械などの子会社が製造、販売、保守を担当しています。

エネルギーセグメントは、石油・ガス、電力、新エネルギー市場に向けてカスタムポンプやコンプレッサ・タービンを提供しています。荏原エリオットやElliott Companyがこの分野で活動しています。

インフラセグメントでは、水インフラ向けに農業用ポンプや排水ポンプ、トンネル用送風機を提供しています。荏原電産が製造、販売、運転、保守を行っています。

環境セグメントは、固形廃棄物処理に関する都市ごみ焼却プラントや水処理プラントを提供しています。荏原環境プラントがエンジニアリングや工事、運転、保守を担当しています。

精密・電子セグメントでは、半導体製造向けに真空ポンプやCMP装置を提供しています。荏原フィールドテックやEbara Technologies Inc.が販売と保守を行っています。

経営方針

荏原製作所は、長期ビジョン「E-Vision2030」を掲げ、持続可能な社会の実現に向けた成長戦略を推進しています。このビジョンは、気候変動やデジタル社会の進化に対応し、社会課題の解決を通じて企業価値を向上させることを目指しています。荏原製作所は、2030年までに時価総額1兆円規模を目指し、社会・環境価値と経済価値の同時向上を図ります。

荏原製作所は、5つのマテリアリティを設定し、持続可能な社会づくりや環境マネジメントの徹底、人材の活躍促進、ガバナンスの革新を重視しています。これにより、技術力と信頼性を活かし、社会に貢献し続けることを目指しています。また、カーボンニュートラルの実現に向けた二酸化炭素削減や再生可能エネルギーの利用を推進しています。

中期経営計画「E-Plan2025」では、顧客起点での価値創造をテーマに掲げ、各事業の競争力強化を図ります。荏原製作所は、マーケットインを強化し、プロダクトアウトから脱却することで、顧客のニーズに応える企業文化を醸成します。また、対面市場別の組織体制を整え、グローバルでの事業基盤を確立し、ESG経営を推進します。

荏原製作所は、事業セグメントを再編し、建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子の5つの分野に注力しています。これにより、顧客起点での価値創造を実現し、新たな事業を創出することを目指しています。各セグメントでの成長を通じて、企業価値の向上を図ります。