日清製粉グループ本社【2002】 プライム(内国株式)

製粉事業では、日清製粉㈱や熊本製粉㈱が小麦粉やふすまを製造・販売、食品事業では㈱日清製粉ウェルナがプレミックスやパスタを提供、中食・惣菜事業ではトオカツフーズ㈱が弁当・惣菜の製造・販売を行い、その他事業では日清エンジニアリング㈱が生産加工設備の設計・工事を手掛ける。

日清製粉グループ本社【2002】 プライム(内国株式)

製粉事業では、日清製粉㈱や熊本製粉㈱が小麦粉やふすまを製造・販売、食品事業では㈱日清製粉ウェルナがプレミックスやパスタを提供、中食・惣菜事業ではトオカツフーズ㈱が弁当・惣菜の製造・販売を行い、その他事業では日清エンジニアリング㈱が生産加工設備の設計・工事を手掛ける。

事業内容

日清製粉グループ本社とそのグループ企業(連結子会社68社及び持分法適用会社9社)は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は、製粉事業、食品事業、中食・惣菜事業、その他事業の4つに大別されます。

製粉事業では、日清製粉株式会社や熊本製粉株式会社をはじめとするグループ企業が、小麦粉やふすま(副製品)の製造・販売を行っています。また、フレッシュ・フード・サービス株式会社は冷凍食品や飲食店経営に注力し、ヤマジョウ商事株式会社や石川株式会社は特約店として小麦粉関連商材の販売を手掛けています。海外では、北米、アジア、オセアニア地域で小麦粉の製造・販売を展開しています。

食品事業では、日清製粉ウェルナ株式会社がプレミックスや家庭用小麦粉、パスタ・パスタソース・冷凍食品などの製造・販売を行い、東南アジアや中国、アメリカ、トルコでのプレミックス製造・販売も行っています。オリエンタル酵母工業株式会社は食品素材や生化学製品の製造・販売、日清ファルマ株式会社は健康食品・医薬品原薬の製造・販売を担当しています。

中食・惣菜事業では、トオカツフーズ株式会社やジョイアス・フーズ株式会社、イニシオフーズ株式会社が、弁当・惣菜の製造・販売や調理麺の製造・販売、デパート直営店舗の経営を行っています。

その他事業としては、日清エンジニアリング株式会社が生産加工設備の設計・工事請負、粉体機器の製作・販売を、NBCメッシュテック株式会社はメッシュクロスや成形フィルターの製造・販売を行っています。また、日清丸紅飼料株式会社や日本ロジテム株式会社は配合飼料の製造・販売や貨物自動車運送事業・倉庫業を展開し、日清サイロ株式会社や阪神サイロ株式会社は穀物の荷役保管業務を、信和開発株式会社はスポーツ施設の経営を手掛けています。

これらの事業を通じて、日清製粉グループ本社は食品産業を中心に多角的なビジネスを展開し、国内外で幅広いニーズに応えています。

経営方針

日清製粉グループ本社は、その長い歴史と幅広い事業展開を背景に、持続可能な成長を目指しています。同社は、「信を万事の本と為す」と「時代への適合」を社是に掲げ、「健康で豊かな生活づくりに貢献する」を企業理念としています。この理念の下、同社は長期的な企業価値の極大化を目指し、コア事業と成長事業への重点的な資源配分を行いながら、グループ経営を展開しています。

中期経営計画「日清製粉グループ 中期経営計画2026」では、事業ポートフォリオの再構築、ステークホルダーとの関係強化、ESG経営の推進を3つの基本方針として掲げています。2026年度の目標として、売上高9,000億円、営業利益480億円、EPS(1株あたり純利益)110円を設定し、積極的な戦略投資を通じてEPS成長を継続し、適切なTSR(株主総利回り)の実現を目指しています。

成長戦略の具体的な取り組みとして、事業競争力強化戦略、研究開発戦略、新規事業開発・M&A戦略、デジタル戦略を挙げています。これらの戦略を通じて、健康機能性素材や中食・惣菜加工技術、フードテック、自動化などの分野での競争力を強化し、社会課題の解決に貢献する循環成長を目指します。また、スタートアップとの協業やM&Aを通じた新規事業開発も積極的に推進しています。

さらに、ガバナンスの強化、環境・社会への取り組みを深く結びつけたサステナビリティ経営を推進し、持続可能な社会の実現に貢献することで、株主、顧客、取引先、社員、社会などのステークホルダーから支持され続ける企業グループとしての発展を目指しています。