ホソカワミクロン【6277】 プライム(内国株式)

粉体関連機械・装置(微粉砕機、分級機等)、混合・乾燥装置、粒子設計・造粒装置、測定機・ラボ用装置、受託加工、マテリアル(スキンケア化粧品等)、集塵装置、封じ込め装置、プラスチック薄膜製造装置を手がける。

ホソカワミクロン【6277】 プライム(内国株式)

粉体関連機械・装置(微粉砕機、分級機等)、混合・乾燥装置、粒子設計・造粒装置、測定機・ラボ用装置、受託加工、マテリアル(スキンケア化粧品等)、集塵装置、封じ込め装置、プラスチック薄膜製造装置を手がける。

事業内容

ホソカワミクロンは、粉体を扱う機械・装置及びシステムエンジニアリングを提供する企業であり、その事業は幅広い産業分野に及んでいます。同社グループは、国内外に多数の関連会社を持ち、フラットな組織構造を通じて運営されています。グループのシナジー効果を最大限に発揮するため、研究開発成果の共有や製品開発の分担、製品・部品の相互供給体制が整備されています。

同社の事業セグメントは主に「粉体関連」と「プラスチック薄膜関連」の二つに大別されます。粉体関連事業では、微粉砕機(ACMパルベライザ、グラシス等)、超微粉砕機(ACMパルベライザCR、カウンタジェットミルAFG、プルビス等)、分級機(ミクロンセパレータ、ターボプレックス、セラサス等)などの粉砕・分級装置を提供しています。また、混合機(ナウタミキサ、バイトミックス等)、乾燥機(ドライマイスタ、ソリッドエア、トーラスディスク等)などの混合・乾燥装置も手がけています。

さらに、粒子設計装置(ノビルタ、ファカルティ等)、造粒機(コンパクタ、フレキソミックス等)、測定機(パウダテスタ、ペネトアナライザ、ヴィブレット、パーシェアナライザ等)など、粒子設計・造粒装置や測定機・ラボ用装置も提供しています。受託加工やマテリアル(機能性複合材料)の提供、集塵装置や封じ込め装置の提供も行っています。

プラスチック薄膜関連事業では、インフレーション法による単層から11層までの機能性薄膜積層フィルム製造装置を提供しています。これらの製品は、ホソカワミクロンを含む国内外の製造・販売会社を通じて提供されており、グローバルなネットワークを活かした事業展開が行われています。

経営方針

ホソカワミクロンは、粉体技術を核とした事業展開を行っており、その成長戦略は「粉体技術連峰」の形成を通じて世界のナンバーワン企業を目指すことにあります。同社は、プロセス機械装置やシステムエンジニアリングに加え、新素材などのマテリアルビジネス関連事業の展開を推進しています。また、プラスチック薄膜技術の分野でも、高付加価値製品の提供により競争力の強化を図っています。

2021年10月1日からは、「Challenge to be Global Standard ~ホソカワミクロングループの最先端技術を業界世界標準へ~」を基本方針とする第17次中期3カ年経営計画をスタートさせました。この計画では、グローバル販売網の拡大、デジタル革命(DX)による事業促進、産業分野別マーケティングと製品開発の推進、働き方改革と人材育成、そしてESG/SDGsへの取り組みと社会・環境保全への貢献が基本施策として挙げられています。

特に、デジタル化の加速を背景に、情報の一元化・共有を図り、業務効率の最大化と持続可能な企業活動を目指しています。また、顧客ニーズの多様化に応えるため、マーケティングの推進と新製品・新技術の開発に力を入れています。人材育成にも注力し、グローバルで活躍できる人材の育成を進めています。

これらの施策を通じて、ホソカワミクロンは、革新的な粉体技術の提供を続け、業界の世界標準を目指すと共に、超優良企業への成長を目指しています。