やまびこ【6250】 プライム(内国株式)

小型屋外作業機械(刈払機、チェンソー)、農業用管理機械(モア、畦草刈機)、一般産業用機械(発電機、溶接機)の製造、販売を展開。

やまびこ【6250】 プライム(内国株式)

小型屋外作業機械(刈払機、チェンソー)、農業用管理機械(モア、畦草刈機)、一般産業用機械(発電機、溶接機)の製造、販売を展開。

事業内容

やまびこは、自社および連結子会社14社、関連会社1社で構成されるグループ企業であり、小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械の製造および販売を主な事業としています。具体的には、刈払機、チェンソー、パワーブロワなどの小型屋外作業機械、モア、畦草刈機、防除機などの農業用管理機械、そして発電機、溶接機、投光機などの一般産業用機械が主要製品です。

やまびこグループは、これらの製品を国内外で製造・販売しており、製造はエコー・インコーポレイテッド、クイック・プロダクツ・インク、やまびこヨーロッパ・エス・エイ、愛可機械(深圳)有限公司などのグループ企業が担当しています。販売は、国内ではやまびこジャパン㈱や追浜工業㈱、海外ではエコー・インコーポレイテッドややまびこヨーロッパ・エス・エイなどが行っています。

また、やまびこグループは、事業の多角化を図るため、上記の主要事業以外にも、やまびこジャパン㈱や㈱ニューテック、エコー産業㈱を通じて、その他の商品の販売も手がけています。これにより、やまびこグループは、幅広い製品ラインナップを通じて、多様な顧客ニーズに応える企業体制を築いています。

経営方針

やまびこは、「人と自然と未来をつなぐ」を企業活動の本質とし、小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械の3事業を通じて、社会に貢献し企業価値の最大化を目指しています。同社は、2023年度を初年度とする「中期経営計画2025」を策定し、社会のグリーン・トランスフォーメーション(GX)に貢献するとともに、市場が抱える社会課題の解決策を提案し続けることで持続的な企業価値向上を目指しています。

この計画では、「変革期」と位置付け、既存事業領域の成長と収益性の改善、新たな事業領域の確立、ESG経営の実践、そしてDX戦略の施策実行を基本方針として掲げています。特に、環境対応技術を活かしたプロユーザー市場向けの事業活動の継続や、アライアンスを通じた市場課題の解決、新規事業創造への取り組みが重点領域とされています。

また、中期経営計画2025では、売上高1,700億円、営業利益率7%、ROE10%以上を目標としています。これらの目標達成に向けて、やまびこは積極的な人材投資や先行開発投資を行い、経営効率の向上を推進していく方針です。同社は、技術的な強みとして、自社開発の小型エンジンや環境に配慮した生産技術を有し、世界90カ国以上に販売ネットワークを展開するなど、市場での競争力を高めています。