事業内容
noteは、クリエイターが文章やマンガ、写真、音声、動画などのコンテンツを自由に投稿・販売できるメディアプラットフォームを運営しています。このプラットフォームは、クリエイターとファンを直接つなぐことで、クリエイターエコノミーを促進することを目的としています。noteは、初期費用や月額利用料なしで利用でき、クリエイターは任意の価格を設定してコンテンツを販売できます。読者は会員登録なしでコンテンツを閲覧・購入可能です。
noteの事業は、主に「note事業」、「note pro事業」、「法人向けサービス事業」の3つのセグメントに分かれています。「note事業」では、個人クリエイターが中心となり、多種多様なコンテンツを提供しています。一方、「note pro事業」は、企業が自社の情報を発信できるメディアSaaSとして機能し、オウンドメディアやホームページの構築・運用を支援しています。さらに、「法人向けサービス事業」では、企業協賛のコンテストの開催やイベント運営などを通じて、クリエイターの創作活動を支援しています。
noteは、ランキングや広告がないことが特徴で、クリエイターが自由に創作活動を行いやすい環境を提供しています。また、読者やnoteディレクターによるピックアップやAIによるレコメンド機能により、コンテンツが最適な読者に届くようになっています。これにより、良質なコンテンツが埋もれることなく、多くのクリエイターが才能を発揮できるプラットフォームとなっています。
経営方針
noteは、クリエイターが自由にコンテンツを投稿・販売できるメディアプラットフォームを提供しており、クリエイターエコノミーの促進を目指しています。同社は、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションのもと、テキストやマンガ、写真、音声などのコンテンツを自由に投稿・販売できる環境を提供し、クリエイターとユーザーを直接つなぐことで、クリエイターの基本的な活動の場所となることを目指しています。
noteの成長戦略は、クリエイターと読者の相互作用によるネットワーク効果を活用し、広告宣伝費をかけずにプラットフォームを自律的に拡大するグロースモデルに基づいています。同社は、CREATION(いい作品を生み出す)、DISTRIBUTION(広く人々に届ける)、FINANCE(収益化する)の3つの課題にバランスよく取り組むことで、プラットフォームの価値を最大化し、クリエイターの裾野を拡大しています。
また、noteはエコシステムの拡張を図り、メディア・法人向けツールの外部提供や新サービスの立ち上げに取り組んでいます。これにより、noteをインターネット上の「街」と捉え、個人・法人に関わらずあらゆる人が集まり、創作・ビジネスをはじめとしたあらゆる活動の本拠地となることを目指しています。
2024年11月期には、ポイント機能の導入やアプリの機能強化を通じた「note」のさらなる強化、新サービス立ち上げ、ビジネス機能やAI関連ツールの開発・強化による「note pro」の外部提供拡大、AI関連技術への投資による創作にまつわるバリューチェーンの革新など、4点に重点的に取り組むことで、売上高成長率20~30%の実現と早期の通期黒字化達成を目指しています。