ストレージ王【2997】 グロース(内国株式)

セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行い、トランクルーム運営管理、開発分譲、その他不動産取引を手がける。

ストレージ王【2997】 グロース(内国株式)

セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行い、トランクルーム運営管理、開発分譲、その他不動産取引を手がける。

事業内容

ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う事業を展開しています。経営理念として「顧客資産の持続的な価値向上を通じて、人々の暮らしや社会の未来を共創する」を掲げています。

同社は、トランクルームの運営・管理を地主や物件オーナーに代わって行うことで、利便性を提供し、受託件数の増加による安定的な収入を目指しています。トランクルームは、アパートや賃貸マンションに比べて契約手続きが煩雑であるため、運営・管理を一手に引き受けることで、オーナーにとっての手間を軽減しています。

ストレージ王は、2015年に株式会社アイトランク山陽との合併を経て、岡山を中心とする西日本での物件管理を開始しました。また、ソーラーエナジーインヴェストメント株式会社との合併により、財務基盤を強化しています。

同社のビジネスモデルは、トランクルームとして利用可能な不動産を賃借や自社開発で確保し、貸し出しや維持管理を行うことで収益を上げることです。事業は「トランクルーム運営管理事業」「トランクルーム開発分譲事業」「その他不動産取引事業」の3つに分かれています。

トランクルームは、コンテナ型とビルイン型に大きく分類されます。コンテナ型は、道路沿いの敷地に建築用コンテナを設置し、利用者が荷物を収納します。ビルイン型は、建物内に間仕切りを設けて各部屋を構成し、電子錠で施錠されているため、セキュリティが高いです。

ストレージ王は、トランクルーム運営管理事業において、固定家賃型と変動家賃型の2つのモデルを展開しています。固定家賃型は、物件を所有または固定家賃で賃借し、稼働状況により利益が変動します。変動家賃型は、賃借または管理を受託し、稼働状況によるリスクを負わないモデルです。

トランクルーム開発分譲事業では、トランクルームを投資家に売却することで利益を得ています。用地購入や土地賃借により、ビルイン型やコンテナ型のトランクルームを開発し、売却後も運営を続けることがあります。

その他不動産取引事業では、トランクルーム以外の不動産に関するコンサルティングや売買を行い、利益を得ています。トランクルーム用地として購入した土地を売買することもあります。

ストレージ王は、トランクルームの企画・開発から運営・管理まで一貫して行い、安定した事業基盤を構築しています。コンテナ型トランクルームの可搬性や再活用性も特徴として挙げられます。

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経営方針

ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルーム事業を展開し、顧客資産の持続的な価値向上を目指しています。同社は、トランクルームの企画、開発、運営、管理を通じて、利用者の利便性を高めることを重視しています。

同社の成長戦略は、旺盛な需要があるエリアでの不動産物件開発力を活かし、優良な収益不動産を建設することにあります。また、管理受託物件の拡大を図り、セルフストレージ専用ポータルサイトやWeb決済システムの開発を進めています。

ストレージ王は、投資家向けに多様な売却先を確保し、安定的な投資資金の回収を目指しています。さらに、物件開業後の稼働率や管理物件の数、問い合わせ数と成約率を重要な経営指標として注視しています。

今後の戦略として、トランクルーム利用者の獲得や不動産物件開発力の強化、運営力の効率化を進める方針です。新規事業としては、書店との共同キャンペーンやバイク収納の拡充など、多様なサービスを展開しています。

ストレージ王は、競争激化に備え、不動産仲介業者や金融機関との連携を強化し、迅速な投資判断を行うことで開発力を高めています。また、トランクルーム以外の不動産取引も視野に入れ、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。